星 周作 Blog

★ 福岡より〇〇をこめて  ★

2018-01-01から1年間の記事一覧

人の心に火をつける

今、私の手元に医師でもある折田泰彦牧師の著書「天声塵語」があります。 この本の一部を引用します。 「イエス様の遺言は、『全世界に出て行って福音を宣べ伝え、人を信仰に導き、主の弟子に育てなさい』ということに尽きます(マタイの福音書28:19~…

恐れることはない

度々、登場してもらっているイギリスのキリスト教の説教者C・H・スポルジョン(1834年~1892年)の著書の一部を引用します。 「すべて運次第だと思いますか。神にとって想定外の出来事などあるのでしょうか。友よ、それはあり得ないことです。神に…

世界史と聖書(キリスト教)

高卒の私です。 ただ、高校を卒業できたことが不思議なくらい高校時代に勉強した記憶がありません。 中学生の時は、自分で言うのも何ですが、よく勉強をしていました。 しかし、高校生になってから色気づいたこともあって、勉強をした記憶がないのです(笑)…

わたしはぶどうの木

月曜日(12月17日)にアップした木彫の「柿の葉っぱのお盆」は、この日が教室の日だったので彫りが完了しました。 塗り仕上げは来年早々にする予定です。 次は、「ブドウの手鏡の浮彫り(レリーフ)」を手掛けます。 写真は、下絵だけを描いた状態です。…

彼の言うことを聞きなさい

「柿の葉っぱのお盆」が7割程彫り進みました。 今、葉脈と葉脈の間にU字形の凹窪みを彫って葉に表情が出るようにしています。 材料の木は「樟(クスノキ)」ですが、彫るたびに樟特有の香りがして、教室に居ながらにして森林浴をしているようです(先生の…

終活

私にとっての日々の聖書研究の主な目的は、父なる創造主(神)、主イエス・キリスト、聖霊という三位一体の神との霊的な交流をすることです。 そして、最重要のテーマは、「死後の復活」と「永遠のいのち」です。 ただ、出来得れば、私を含めた全世界のキリ…

見えないものを信じることが出来る歓び

本日のテーマに入ります。 ある宇宙飛行士が、遠い遠い遥か銀河の彼方に旅に出ました。 そして、ある惑星に着陸すると、他の惑星と同様そこは岩石と砂だらけの不毛の土地で生命の痕跡を見ることはありませんでした。 何日か探検しているとある場所で信じられ…

アメイジング・グレイス

奴隷、あるいは奴隷解放という言葉を耳にする時、皆さんは何を連想されるでしょうか。 ある人は、黒人を連想し、ある人は「奴隷解放の父」と呼ばれたアメリカのリンカーンを連想し、またある人はアメリカの黒人の公民権運動の象徴のキング牧師を連想するでし…

全人類共通の願い

久し振りのブログアップです。 2ヶ月半ブログを休んでいましたが、その間にコツコツと木彫りをしていました。 まず3種類(アジサイ、バラ、ブドウ)のブローチをシナ材で作りました。 次はヒイラギの銘々皿をシナ材で作りましたが、少し濃いめの塗り仕上げ…

オールイン

昨日は、端材で本のしおりを2種類作りました。 シナ材をニンジンが土に埋まっているイメージで削り、水性アクリル塗料で着色しました。 もう一つは、カリン材の素材の色が好きなので角の面取りだけして着色はしないで、シナ材でイチゴを作りストラップを付…

被造物はうめいている(最終回)

(その②)の続き。 食事を美味しくいただくことが出来る「味覚」は、人間が生を楽しむための一つとして創造主(神)が授けてくださった恵みだ、と私は理解しています。 人間は、アダムが禁断の果実を食べて創造主(神)に背いたことにより、被造物全体がのろ…

被造物はうめいている(その②)

(その①)の続き。 悪魔(サタン)が被造物をのろっているのではなく、創造主(神)がアダムの罪のゆえに被造物をのろうことになり、被造物全体が言葉にならないうめきの悲鳴を上げている、この世です。 被造物をのろうことをされたのが創造主(神)というこ…

被造物はうめいている(その①)

春夏秋冬、それぞれの季節の穏やかな日に山に登ったり、海に出掛けたりして、自然の中に身を置くと、自然の素晴らしを感じないではいられません。 しかし、一転して、自然災害が世界的に頻発し、多くの人たちの命が失われたり、家屋が倒壊するなどして避難生…

創造主の御業には無駄がない

イザヤ書45:7をご覧ください。 創造主(神)は、光を造り、やみを造り、水を造り、酸素を造り、物理の法則を造り、目にすることが出来る全てのものはもちろん、目にすることが出来ない全てのものも創造された御方です。 この地球には創造主(神)の恵み…

異邦人(最終回)

(その⑤)の続き。 創造主(神)は全ての人間に直接語りかけることが出来るにも拘わらず、敢えて宣教という効率の悪い方法を取られていますが、この宣教についてコリント人への手紙第一1:21には次のように記されています。 主イエス・キリストの大宣教命…

異邦人(その⑤)

(その④)の続き。 異邦人による反ユダヤ主義というものがあり、その顕著な現われがヒトラーのホロコーストでしたが、この反ユダヤ主義に陥る人たちの心の中にはどういう思いがあるのでしょうか。 人それぞれ、反ユダヤ主義に陥る理由は様々なようですが、代…

異邦人(その④)

(その③)の続き。 残虐非道なことをする異教徒(異邦人)のアッシリヤ人を預言者ヨナは極度に嫌っていたので、創造主(神)からアッシリヤ帝国の首都ニネベに行くことを命じられても、それに背いて反対方向のタルシシュに向かう途中大魚に三日三晩飲み込ま…

異邦人(その③)

(その②)の続き。 前回まではアブラハムの長男イシュマエル及び彼の子孫であるアラブ人という異邦人を、創造主(神)がイスラエル人、ユダヤ人と同じように祝福し、愛してくださっていることを確認しました。 本日は、ヨナ書の記事から異邦人について考えた…

異邦人(その②)

(その①)の続き。 前回に続き本日も異邦人であるアラブ人の祖イシュマエルについて見ていきたいと思います。 まず、次の聖書箇所をご覧ください。 創世記17:15~21 19節後半で創造主(神)は「わたしは彼とわたしの契約を立て、それを彼の後の子孫…

異邦人(その①)

昔、久保田早紀の「異邦人」という曲が流行ったことがあります。 ご存知の方も多いかと思いますが、久保田早紀さん(現在は久米小百合)はプロテスタントのキリスト者です。 勿論、今日のブログが久保田早紀さんの曲の異邦人について語るわけではありません…

イスラエル人、ユダヤ人、ヘブル人(最終回)

(その⑩)の続き。 前回同様に本日もアケメネス朝ペルシヤのクロス2世について触れたいと思います。 クロスはペルシヤ帝国(アケメネス朝ペルシヤの別称)の初代の王ですが、ペルシヤ帝国は今のイラン及び東はインド、西は小アジア、南はエジプトの一部に渡…

イスラエル人、ユダヤ人、ヘブル人(その⑩)

(その⑨)の続き。 本日のテーマに入ります。 ただ、いつもより少し長いブログになりますが最後まで読んでいただけると幸いです。 本日は、南のユダ王国の民がバビロニア帝国の王ネブカデネザルによってバビロンに強制移住させられた後のことを概観します。 …

イスラエル人、ユダヤ人、ヘブル人(その⑨)

(その⑧)の続き。 前回、バビロン捕囚が一度だけ行われたのではなく数度行われ、最初の捕囚が預言者ダニエルの少年時代の紀元前605年だと書きました。 しかし、この時に捕囚された人々が少数であり聖書に人数が記されていないこともあってなのか(ダニエ…

イスラエル人、ユダヤ人、ヘブル人(その⑧)

(その⑦)の続き。 アッシリヤ帝国によって北のイスラエル王国が滅びイスラエル人がアッシリヤに強制移住させられたアッシリヤ捕囚は紀元前722年であったことを前回確認しました。 南のユダ王国の最初の王はソロモンの息子レハブアムでした。 それから数…

イスラエル人、ユダヤ人、ヘブル人(その⑦)

(その⑥)の続き。 前回はソロモンの息子レハブアム王の治世にイスラエル王国が南北に分裂したことを聖書で確認しました。 分裂後の南北の王国のたどった経緯は割愛して、本日は北のイスラエル王国のアッシリヤ捕囚と南のユダ王国のバビロン捕囚を取り上げる…

イスラエル人、ユダヤ人、ヘブル人(その⑥)

(その⑤)の続き。 ソロモンは近隣諸国から700人の妻を娶り、300人の側室、合計1000人もの女を迎え入れたのですが、当初はあくまでも外交を目的としたものでしたが、次第に国のためでなく、自身の満足のためとなっていきました。 妻たちから「故郷…

イスラエル人、ユダヤ人、ヘブル人(その⑤)

(その④)の続き。 士師の時代から王政の時代に移行することになったイスラエルですが、最初の王サウルからダビデ、ソロモンが王となり、その後、イスラエル王国は南北に分裂し、(北)イスラエル王国と(南)ユダ王国のそれぞれに王が立てられます、下記の…

イスラエル人、ユダヤ人、ヘブル人(その④)

(その③)の続き。 前回の続きに入る前に約束の地カナンについて次のことを確認して置きたいと思います。 創造主(神)から約束された土地カナンには、カナン人が先住民としていました。 このカナンは、ノアの3人の息子のうちのハムの子孫です。 念の為、次…

イスラエル人、ユダヤ人、ヘブル人(その③)

(その②)の続き。 イスラエルの十二部族が約束の地カナンを征服し、各部族に土地が割り当てられたことは旧約聖書のヨシュア記に書かれていますが、前回のブログでも触れたようにすべての部族がそれぞれに割り当てられた領土を完全に征服できたわけではない…

イスラエル人、ユダヤ人、ヘブル人(その②)

(その①)の続き。 前回イスラエルの十二部族を確認しましたが、この部族のことが記されている新約聖書のヨハネの黙示録7:4~8をご覧ください。 ヨハネの黙示録は、十二弟子のひとりであるヨハネが見た幻を記した書ですが、上記の記事で皆さんは何か気づ…