星 周作 Blog

★ 福岡より〇〇をこめて  ★

2018-07-01から1ヶ月間の記事一覧

イスラエル人、ユダヤ人、ヘブル人(その⑦)

(その⑥)の続き。 前回はソロモンの息子レハブアム王の治世にイスラエル王国が南北に分裂したことを聖書で確認しました。 分裂後の南北の王国のたどった経緯は割愛して、本日は北のイスラエル王国のアッシリヤ捕囚と南のユダ王国のバビロン捕囚を取り上げる…

イスラエル人、ユダヤ人、ヘブル人(その⑥)

(その⑤)の続き。 ソロモンは近隣諸国から700人の妻を娶り、300人の側室、合計1000人もの女を迎え入れたのですが、当初はあくまでも外交を目的としたものでしたが、次第に国のためでなく、自身の満足のためとなっていきました。 妻たちから「故郷…

イスラエル人、ユダヤ人、ヘブル人(その⑤)

(その④)の続き。 士師の時代から王政の時代に移行することになったイスラエルですが、最初の王サウルからダビデ、ソロモンが王となり、その後、イスラエル王国は南北に分裂し、(北)イスラエル王国と(南)ユダ王国のそれぞれに王が立てられます、下記の…

イスラエル人、ユダヤ人、ヘブル人(その④)

(その③)の続き。 前回の続きに入る前に約束の地カナンについて次のことを確認して置きたいと思います。 創造主(神)から約束された土地カナンには、カナン人が先住民としていました。 このカナンは、ノアの3人の息子のうちのハムの子孫です。 念の為、次…

イスラエル人、ユダヤ人、ヘブル人(その③)

(その②)の続き。 イスラエルの十二部族が約束の地カナンを征服し、各部族に土地が割り当てられたことは旧約聖書のヨシュア記に書かれていますが、前回のブログでも触れたようにすべての部族がそれぞれに割り当てられた領土を完全に征服できたわけではない…

イスラエル人、ユダヤ人、ヘブル人(その②)

(その①)の続き。 前回イスラエルの十二部族を確認しましたが、この部族のことが記されている新約聖書のヨハネの黙示録7:4~8をご覧ください。 ヨハネの黙示録は、十二弟子のひとりであるヨハネが見た幻を記した書ですが、上記の記事で皆さんは何か気づ…

イスラエル人、ユダヤ人、ヘブル人について(その①)

聖書を学び始める前と学び始めてしばらくの間、イスラエル人、ユダヤ人、ヘブル人の違いがよく分からず混乱していた時期がありました。 皆さんはどうですか。 新約聖書の中でパウロが語った記事をまず見ていただきたいと思います。 使徒の働き21:39 ロ…

ベン・ハー

私が映画ベン・ハーを見たのはいつ頃だったのでしょうか、確か小学校の高学年か中学生の時だったように記憶しているので、今から約50年前ということになります。 田舎町の映画館のスクリーンで見たクライマックスの戦車の競争シーンの大迫力に圧倒されたこ…

アブラハム契約(最終回)

(その③)の続き。 本日のテーマに入る前に次のことをもう一度確認して置きたいと思います。 聖書を学び始めてしばらくユダヤ人は全てユダヤ教徒だと考えていた時期がありますが、当然これは大間違いであって、イエスの弟子のマタイ、ペテロ、ヨハネなどの1…

アブラハム契約(その③)

(その②)の続き。 「『創造主(神)はユダヤ人を祝福する者を祝福するが、ユダヤ人をのろう者をのろう』(創世記12:3)と言ったけれど、当のユダヤ人の多くはユダヤ教徒でイエス・キリストを救い主(メシア)と認めていないじゃないか。何故そんなユダ…

アブラハム契約(その②)

(その①)の続き。 前回見ていただいた聖書箇所の創世記12:1~3を再度表示します。 3節の「あなたを祝福する者をわたしは祝福し、あなたをのろう者をわたしはのろう。」という創造主(神)のことばに特に注目してください。 創造主(神)は、アブラハ…

アブラハム契約(その①)

本日は聖書に記されている「アブラハム契約」を検討しますが、その前に契約の基礎的なことをまず確認したいと思います。 契約を別の言い方をすれば約束を交わすということですね。 例えば、7月5日にAが中古のパソコンを1万円で売ると言うとBが買うと言…

当たり前のことなど何一つない

非常に残念でした、サッカー日本代表、ベルギーに敗れてしまいました。 熱烈なサッカーファンというわけでもなく、毎日夜9時頃までには就寝しているので、予選リーグの日本戦さえもリアルタイムで視ることはなく、試合結果だけをニュースで知るだけでした。…

東方の博士たちとは何者か(最終回)

(その②)の続き。 前回見ていただいた聖書箇所のマタイの福音書2:2~6を再度表示します。 3節では、「それを聞いて、ヘロデ王は恐れ惑った。」とありますが、何故、ヘロデ王は恐れたのでしょうか? このことに関し、新改訳聖書の注解書に簡潔に説明さ…