星 周作 Blog

★ 福岡より〇〇をこめて  ★

2018-02-01から1ヶ月間の記事一覧

天使、サタン、悪霊(最終回)

(その⑰)の続き。 昨日、テレビのチャンネルを切り替えると、お笑い芸人の加藤浩次が司会している番組にお坊さんが出演していました。 お坊さんは「位牌に霊がいる」という説明を当然のごとくしていました。 奥山実牧師は、「位牌の中には悪霊が住んでいる…

天使、サタン、悪霊(その⑰)

(その⑯)の続き。 前回は占いや霊媒など創造主(神)の忌み嫌われることを検討しましたが、偶像崇拝と姦淫(不倫)は創造主(神)の最も忌み嫌われることです。 旧約聖書時代の大昔及び新約聖書時代の約2000年前から現在に至るまで一向に廃れることもな…

天使、サタン、悪霊(その⑯)

(その⑯)の続き。 聖書的見地から悪霊の存在を検討する時、オカルト的活動を見逃してはいけません。 オカルトとは、簡単に定義すれば次のように説明できます。 「秘密にされて隠されているものを人間の五感以上の世界に触れて隠されているものを得ようとす…

天使、サタン、悪霊(その⑮)

(その⑭)の続き。 本日は悪霊について、検討したいと思います。 悪霊も元々は天使でしたが、最高位であった天使が堕落して悪魔サタンとなったときに一緒に堕落して悪霊となったわけです。 悪霊と堕落した天使(堕天使)は同じです。 マタイの福音書12:2…

天使、サタン、悪霊(その⑭)

(その⑬)の続き。 前回から将来におけるサタンの活動のポイントだけ見ています。 本日は、まず、ハルマゲドンについて確認しますが、次の聖書箇所をご覧ください。 ヨハネの黙示録16:12~16 12節の「日の出るほうから来る王たち」とは、終わりの時…

天使、サタン、悪霊(その⑬)

(その⑫)の続き。 将来におけるサタンの活動を見てみたいと思います。 サタンは、人間の反キリストを立てます。 前回、創世記3:15を取り上げた中で「女の子孫」と「サタンの子孫」が出て来ました。 この「サタンの子孫」が反キリストですが、聖書では次…

天使、サタン、悪霊(その⑫)

(その⑪)の続き。 天使長ミカエルよりも上位にあった最高位のケルブが堕落して悪魔サタンとなり、創造主である真の神に敵対する者になりました。 そして、悪魔サタンは巧妙に己の真の正体を隠し、地上の人間の目をくらませて「この世の神」として、「偶像崇…

天使、サタン、悪霊(その⑪)

(その⑩)の続き。 13日の金曜日の夜に、悪魔サタン崇拝をする秘密組織が森の奥深くやビルの地下の薄暗い場所でいけにえの儀式をする、という映画のワンシーンがあったりします。 映画のワンシーンではなく、現実に悪魔サタン崇拝をする人もいるのでしょう…

天使、サタン、悪霊(その⑩)

(その⑨)の続き。 まず、次の聖書箇所をご覧ください。 ヨハネの黙示録12:9 私は、「この世の神」が悪魔サタンであり、この悪魔サタンが上記の9節にあるように「蛇」や「竜」と呼ばれることから、世界各地の「蛇信仰」「竜(龍)信仰)」を連想します…

天使、サタン、悪霊(その⑨)

(その⑧)の続き。 前回、ヨハネの福音書12:31を引用して「この世を支配する者」がサタンであることを確認しました。 もう一つ、次の聖書箇所をご覧ください。 コリント人への手紙第二4:4 「この世の神」であるサタンが創造主(神=イエス)を信じな…

天使、サタン、悪霊(その⑧)

(その⑦)の続き。 聖書を学び始め、創造主(神)の存在を信じて、イエスが救い主(キリスト)だと信じても聖書の全ての内容が理解出来たわけではありません。 創造主(神)が私たち人間に知ることを許されていない事があり、そして、私たち人間が知ることが…

天使、サタン、悪霊(その⑦)

(その⑥)の続き。 前回のエゼキエル書28章に続き、イザヤ書14章を検討します。 イザヤ書14:12~14 12節の「明けの明星」について、聖書大事典(教文館)では「ルシファー(光をもたらすもの・『明けの明星』のラテン語訳)という名前がサタン…

天使、サタン、悪霊(その⑥)

(その⑤)の続き。 サタンは、旧約聖書の創世記、歴代誌第一、ヨブ記、詩篇、イザヤ書、エゼキエル書、ゼカリヤ書の7つの書に出て来ます。 因みに、創世記が書かれてから、ゼカリヤ書まで約1000年の開きがあります。 新約聖書では、19の書に出て来ま…

天使、サタン、悪霊(その⑤)

(その④)の続き。 聖書では天使を人間よりも上位にある存在として記しています。 詩篇8:4~5(新改訳) 5節の「神」は、他の日本語訳聖書(文語訳、口語訳、新共同訳)も「神」と訳していますが、ギリシア語訳、ラテン語訳では「御使い」と訳していま…

天使、サタン、悪霊(その④)

(その③)の続き。 天的存在には3つの階級がある。 (1)「天使」は天的存在の中では最下位にある存在。 (2)「セラフィム」は上記の一般の天使より上位にある。 (3)「ケルビム」が最高位の天的存在。 <注>「天使」には「天使」「セラフィム」「ケ…

天使、サタン、悪霊(その③)

(その②)の続き。 聖書には、「御使い」「神の子たち」「聖なる者たち」「星」「神に仕える者たち」などの名前で天使が登場しますが、当ブログでは主に「天使」を使用します。 英語では「エンゼル」と言い、羽があるイメージがありますが、羽はありません。…

天使、サタン、悪霊(その②)

(その①)の続き。 私が聖書を真理の書であると確信を得るまでには、幾つかのハードルがありました。 その一つが、聖書の中で度々出てくる天使、悪魔、悪霊の存在の疑問でした。 聖書の学びを続けるうちに、その存在が信じられるようになると、聖書理解も加…

天使、サタン、悪霊(その①)

「奇蹟とは何であるかといふに、奇蹟とは神の事蹟であるといふまででございます。」と内村鑑三はその著書に書いています。 創造主(神)の一つ一つの御業全てが奇蹟なのです。 創造主(神)の御業がなければ、私たち人間は存在しえません。 今、地球に存在し…