天使、サタン、悪霊(その②)
(その①)の続き。
私が聖書を真理の書であると確信を得るまでには、幾つかのハードルがありました。
その一つが、聖書の中で度々出てくる天使、悪魔、悪霊の存在の疑問でした。
聖書の学びを続けるうちに、その存在が信じられるようになると、聖書理解も加速的に進み、聖書が真理の書であるとの確信に近づきました。
天使、悪魔、悪霊について学ぶ際に注意することがあります。
既に「復活と永遠のいのち」(全11回)の中で述べた死後の世界と同様に、天使、悪魔、悪霊についても聖書から離れた解釈を決してしてはならないということです。
一般書店で売られている新宗教と呼ばれるオカルトまがいの本に書かれている死後の世界や天使、悪魔、悪霊と混同してはなりません。
私が聖書を学ぶに当たって、特に注意していることがあります。
「神が隠されていることを知る必要はない。」ということです。
申命記29:29
上記の聖句が、聖書を学ぶ際の大原則だと考えます。
そして、神が現わされたこと、つまり、人間が知ることを許されたことをしっかり学ぶべきだと考えます。
神が現わされたこと以外(聖書以外)に関心を持ちすぎると、後日このブログでも取り上げる悪魔、悪霊の罠に取り込まれる可能性があります。
ただ、聖書が真理の書であるとの確信が持て、三位一体の神を信じた後に、敵対者の悪魔、悪霊の正体を研究するという範疇であれば、新宗教やニューエイジについて知ることも必要でしょう。
ニューエイジについては、別の機会に取り上げます。
次の聖書箇所をご覧ください。
ヘブル人への手紙11:3
見えない霊的存在である創造主(神)によって、私たちの肉眼で見える世界は目に見えない無から造られたことを、この聖句から理解できます。
次の聖書箇所をご覧ください。
コロサイ人への手紙1:15~17
詩篇148:2~5
万物の中の一つである天使(御使い)も人間と同じように創造主(神)によって創造された被造物です。
天使、悪魔(堕落天使)、悪霊(堕落天使)ともに、人間の肉眼では見えない霊的存在です。
次の聖書箇所をご覧ください。
マタイの福音書22:30
御使いは、死ぬことはなく、結婚はしません。
聖書初心者の頃、キリスト者が死後に復活して永遠に生きるのなら、死ぬ人がいないわけだから人口が無限に増えていくことになり、生きていく場所はどうなるのだろうと、単純な疑問を持っていました。
聖書を真理の書であると確信した後に改めてこの聖句を読み、上記の疑問が解けました。
復活したからだは天使と同様に結婚することはなく子を産むこともなくなるので、人口が増えるという心配はなくなるのです。
そもそも天使は、存在するのか。
イエスご自身が天使を語ったことによって、その存在を私は信じると前回書きましたが、それだけではなく、次のことを根拠としても信じています。
聖書に出て来る天使の名前は、「御使い」「神の子たち」「聖なる者たち」「星」「神に仕える者たち」など様々ですが、旧約・新約聖書66巻のうち34巻に出てきます。
旧約聖書では108回、新約聖書では165回出てきます(悪魔、悪霊を含まない)。
神を信じる聖書記者がこれだけ多くのウソを書くとは考えられません。
一人の作家が空想で天使、悪魔、悪霊の登場する作り話を書くことができるでしょう(これをオカルト本というのです)。
しかし、旧約聖書及び新約聖書は矛盾なく調和のとれた内容で一人の記者ではなく複数の記者が、それも時を超えて書いているのです。
天使、悪魔、悪霊が確実に存在するからこそ、その事実をそのまま書いただけなのです。
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★私は、聖書に書かれている内容を、誰が読んでも明らかに比喩的な言葉を除き、字義通り理解した上で信じています。したがって、創造主である唯一の神の存在を確信し、イエスをキリスト(救い主)と認める者です。しかし、カトリック教会等のいずれの教会にも属していない無教会者です。あらゆる新興宗教のいずれの信者でもありません★
・天地万物の創造主だけが神
・万物・人間を創造せずして神たる資格なし
・商売繁盛の神、龍神など「〇〇神」と「神」の文字をくっつけても、万物を創造せずして神たる資格なし
・釈迦が万物を創造した方なら、釈迦を神と崇めますが、万物・人間を創造せずして拝む対象に非ず。
・親鸞、日蓮など、人格が高潔であり尊敬できる方であっても、万物・人間を創造せずして拝む対象に非ず。
〈私の信条〉
盲目的ではなく根拠に基づき理性的に、キリストを信じ尽くし、聖書を信じ尽くします。
★星周作(HN)本名:馬場忠博:馬場聖書研究室★
<私は聖書の神を信頼する>
私は、命の源である天地万物の創造主である神が愛をもって私たち人間を創造してくださったと確信しています。愛である神が、天災、戦争、病などの苦難の多い人生で人間の一生を死によってすべて終わらせてしまうとは、私には考えられません。聖書に書かれている通り、神、キリスト・イエスを信じる者たちが、死後復活して神の御国において祝福の中で永遠の命を生きていくことを信じています。そのようにしてくださる神を信頼して、聖書の学びを継続します。