星 周作 Blog

★ 福岡より〇〇をこめて  ★

2018-06-01から1ヶ月間の記事一覧

東方の博士たちとは何者か(その②)

(その①)の続き。 少し長いですが、まずマタイの福音書2:1~16をご覧ください。 聖書には「東方の博士たち」とだけ書かれていて、具体的な人数は書かれていません。 それなのに何故東方の博士たちが3人だとして多くの絵画(下の画像)などに描かれて…

東方の博士たちとは何者か(その①)

早速ですが、次の聖書箇所をご覧ください。 マタイの福音書2:1~2(新改訳聖書) ここに登場する「東方の博士たち」とは何者なのでしょうか。 聖書を学び始めた当初この「東方の博士たち」の正体がよく分からず、マタイの福音書を書いた著者の創作のよう…

メシア預言(最終回)

前回からイザヤ書53章を検討していますが、イギリスのキリスト者(牧師)のフレデリック・ブロザートン・マイヤー(1847年~1929年)はイザヤ書53章について次のように語っています。 「イザヤ書のみか、旧約聖書中でも最も偉大な章というべきは…

メシア預言(その④)

(その③)の続き。 今回はメシア預言の中でも特に有名なイザヤ書53章を見ていきたいと思います。 何故有名なのか、それは、イザヤ書53章がメシア(キリスト)の生涯を明確に預言している箇所だからなのです。 まず、1節から3節をご覧ください。 1節冒…

メシア預言(その③)

(その②)の続き。 早速ですが、次の聖書箇所をご覧ください。 この箇所もメシア預言を記しているものです。 創世記49:10(新改訳聖書) この箇所を新共同訳聖書では次のように訳しています。 「王笏はユダから離れず統治の杖は足の間から離れない。つ…

メシア預言(その②)

(その①)の続き。 聖書を学ぶようになってからしばらくの間、ほとんどのユダヤ人はナザレのイエスをメシア(キリスト)と認めていないユダヤ教徒だと思っていました。 ユダヤ教徒にとってナザレのイエスは架空の人物ではないけれど、あくまでも人間であり、…

メシア預言(その①)

「救い主」のことをヘブル語では「メシア」、ギリシア語では「クリストス、日本語カタカナ表記でキリスト」、英語では「クライスト」です。 人間がアダムから引き継いだ罪から解放されて永遠のいのちに至る、つまり、救われるためには、「救い主」の御力が必…

古代人の知能指数は現代人より低い?

進化論の影響を知らず知らずのうちに受け、現代人は古代人が自分たちより知能が少なからず劣っていたはずだと考えていないでしょうか。 ですから、高度な技術を要したエジプトのピラミッドやスフィンクス、マチュピチュの空中都市などを古代人が作ることが出…

スマホの本来の所有権者は誰か?

風邪をひいてしまい熱もあって味覚が鈍くなり食べ物の味があまり感じられず2週間ほど気分がすぐれない日々が続いていましたが、一昨日から風邪も治り味覚も回復して本来の食事を楽しむことができるようになりました。 もし、味覚が人間(や動物)に備わって…

人間の考えと創造主(神)の御心

主イエス・キリストを信じていないA・B・Cの三人は、それぞれ心の中で「神が愛なら、こんなこと(戦争、災害、病、障害など)を許すはずがない。」と思っています。 しかし、A・B・Cの考える「愛」の定義にはかなりの違いがあるようです。 創造主(神…

義認 → 聖化 → 栄化(その⑤)

「何故、創造主(神)は人間を罪を犯すことのない『聖』なる者として創造しなかったのか?」 「聖」なる者として創造していれば、いけにえの血やキリストの血も必要なかった筈だし、「義認」「聖化」「栄化」などの過程を経る必要もないのです。 聖書を学び…

義認 → 聖化 → 栄化(その④)

(その③)の続き。 このブログを書きながら、今更ながら感じていることがあります。 それは聖書研究が聖書の中にちりばめられた創造主(神)から出て来る「真理のことば」というお宝を発見するようなもので、トレジャーハンターが長年探し求めていたお宝を発…