(その③)の続き。
このブログを書きながら、今更ながら感じていることがあります。
それは聖書研究が聖書の中にちりばめられた創造主(神)から出て来る「真理のことば」というお宝を発見するようなもので、トレジャーハンターが長年探し求めていたお宝を発見した心持ち以上の歓びを私にもたらしてくれているということです。
この歓びの中で最大のものは創造主(神)を発見出来たことであり、主イエス・キリストを信じることにより「神の子」とされたということです。
「説教者の中の説教者」と言われたイギリスのC・H・スポルジョン(1834年~1892年)は、貧しさや病に苦しむ信徒に対して次のように説教しています。
「何も持っていなくても、神の子であるあなたには、大いに誇ることのできる、永遠の富としての神が与えられているではありませんか。この主なる神を信ずることによって、あなたはあらゆるものを持っているのです。すべてのものは、神から来ているからです。たとえ、すべてのものが失われても、主は再びそれらを与えてくださいます。主が語られると、そのとおりになるからです。主からの命令がなければ、何ものも動くことはありません。」
聖書を学び始める前までと学び始めて間のない頃で創造主(神)の真の御力とその溢れる恵みを知らない頃の私がこのスポルジョンの説教を聞いたなら、「そんなものかなあ~」と思う程度で風が過ぎ去るように何一つ心に響くものを感じることはなかったでしょう。
しかし、聖書研究が進むに従い創造主(神)の臨在を感じるようになり、私たちにいのちを授け、私たちのいのちを維持している創造主(神)の全能の御力を理解することができてからは、このスポルジョンの説教の一つ一つのことばが真実であることがわかります。
このスポルジョンの説教と前々回のブログで引用した「神の相続人であり、キリストとの共同相続人」(ローマ8:17)という聖句によって、「神の子」が父なる神の相続人として父なる神が備えてくださっているお宝(恵み・賜物)を必ずや受け継ぐことになるという確信が私の心の中に刻まれるのです。
さて、本日のテーマに入りますが、次の三つの聖書箇所をご覧ください。
ヨハネの手紙第一2:6
創世記1:26
ローマ人への手紙8:28~30
<注>30節末尾は「栄光をお与えになりました」と過去形になっているのは創造主(神)の視点から言っているのであり、人間の立場からすればキリストを信じる者の将来に起こることである。
創造主(神)が望まれていることは、神(三位一体の第二位格の神であるキリスト)に似せて造った人間の外面だけでなく、内面をもキリストのように「聖」になることなのです。
そして、キリストのようになる成長の過程が「聖化」であり、「栄化」とは、創造主(神)が神に似せて人間を創造した本来の姿(内面、外面ともに)に立ち返ることであると言えます。
しかし、前回ブログでも書きましたが、人間の努力や業(わざ)で「聖化」及び「栄化」を成し遂げることは不可能です。
「聖化」及び「栄化」ともに聖霊と創造主(神)の御業(恵み・賜物)によるのです。
次の二つの聖書箇所をご覧ください。
コリント人への手紙第一15:47~58
<注>47節の「第一の人」とはアダムであり、「第二の人」はキリストを指す。
ピリピ人への手紙3:20~21
「栄化」とは、肉体の復活とともに霊的・内面的にキリストと同じ姿の栄光のからだが授けられることなのです。
蝶が幼虫のイモムシからサナギになり成虫の蝶に成長していくのは、蝶自身の努力によるのではなく創造主(神)の恵みであるように、罪人の人間がキリストと同じ姿に変えられていく「聖化」及び「栄化」は、人間の努力(業)によるのではなく、主イエス・キリストを信じる信仰による創造主(神)の恵みによるのです。
主イエス・キリストを信じる者は、創造主(神)が定めたその時が来れば、蝶がサナギから成虫に変身(変態)するように、一瞬のうちにキリストと同じ姿に変えられていくのです。
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★私は、聖書に書かれている内容を、誰が読んでも明らかに比喩的な言葉を除き、字義通り理解した上で信じています。したがって、創造主である唯一の神の存在を確信し、イエスをキリスト(救い主)と認める者です。しかし、カトリック教会等のいずれの教会にも属していない無教会者です。あらゆる新興宗教のいずれの信者でもありません★
・天地万物の創造主だけが神
・万物・人間を創造せずして神たる資格なし
・商売繁盛の神、龍神など「〇〇神」と「神」の文字をくっつけても、万物を創造せずして神たる資格なし
・釈迦が万物を創造した方なら、釈迦を神と崇めますが、万物・人間を創造せずして拝む対象に非ず。
〈私の信条〉
盲目的ではなく根拠に基づき理性的に、キリストを信じ尽くし、聖書を信じ尽くします。
★(HN)星周作:(本名)馬場忠博(1956年生):馬場聖書研究室★
<私は聖書の神を信頼する>
私は、命の源である天地万物の創造主である神が愛をもって私たち人間を創造してくださったと確信しています。愛である神が、天災、戦争、病などの苦難の多い人生で人間の一生を死によってすべて終わらせてしまうとは、私には考えられません。聖書に書かれている通り、神、キリスト・イエスを信じる者たちが、死後復活して神の御国において祝福の中で永遠の命を生きていくことを信じています。そのようにしてくださる神を信頼して、聖書の学びを継続します。