異邦人(最終回)
(その⑤)の続き。
創造主(神)は全ての人間に直接語りかけることが出来るにも拘わらず、敢えて宣教という効率の悪い方法を取られていますが、この宣教についてコリント人への手紙第一1:21には次のように記されています。
主イエス・キリストの大宣教命令(マタイの福音書28:19~20)があってから2000年弱の時が経ちましたが、この宣教はいつまで続くのでしょうか?
続いて、次の聖書箇所をご覧ください。
テサロニケ人への手紙第一4:16~17
この聖句はキリストが信者を空中に携え挙げられる、つまり、携挙(けいきょ・空中再臨)を説明している聖句でした。
「携挙」について、「復活と永遠のいのち(その5)」で書いていますが、未読の方はこちらをご覧ください。
この携挙は何時実現されるのでしょうか?
また、何時になったらキリストは(地上)再臨されるのでしょうか?
また、大患難時代やハルマゲドンの戦いがあり、その後キリストの再臨と神の御国(千年王国)が実現し、そして新天新地において永遠のいのちに到ると預言されていますが、それは何時実現するのでしょうか?
それが何時なのかは、私たち人間には分かりません。
全ては創造主(神)が定められることです。
ただ、聖書には次のように記されています。
ローマ人への手紙11:25~26
創造主(神)は、異邦人の完成がなる時までユダヤ人(イスラエル人)の多くを一時的にかたくな(盲目)にされました。
異邦人の完成とは、宣教によって主イエス・キリストを信じる者の数が満ちることを指しています。
イエスをメシアと認めないユダヤ人が未だ多くいることを顧みると、創造主(神)が計画されている諸々の計画の中の一つである異邦人信者の数が現時点ではまだ満ちていないということが分かります。
ということは、異邦人信者の数が創造主(神)の計画されている人数に達しさえすれば、その他の諸々の計画は急速に動き出すことでしょう。
冒頭に書いた最初の疑問「宣教はいつまで続くのでしょうか?」の答えは、現時点では異邦人信者の数は満ちていないのでキリスト者は引き続き熱心に宣教する必要があります。
ただ、ネット時代の到来によって異邦人信者の数が急速に増えつつあるようです。
つまり、創造主(神)が定めた時が近づきつつあるのではないでしょうか。
したがって、携挙の時、大患難時代の到来、キリストの再臨、ユダヤ人(イスラエル人)の大多数がイエスをメシアと信じる時も近いことが理解できます。
創造主(神)の計画が前進する鍵は「異邦人信者の数がより一層増え、異邦人信者の数が満ちること」にあるのです。
一日も早く一人でも多くの異邦人及びユダヤ人が、イエスをメシアと信じることができるようお祈りいたします。
アーメン。
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https://bible-seisho.jimdo.com/
★私は、聖書に書かれている内容を、誰が読んでも明らかに比喩的な言葉を除き、字義通り理解した上で信じています。したがって、創造主である唯一の神の存在を確信し、イエスをキリスト(救い主)と認める者です。しかし、カトリック教会等のいずれの教会にも属していない無教会者です。あらゆる新興宗教のいずれの信者でもありません★
・天地万物の創造主だけが神
・万物・人間を創造せずして神たる資格なし
・商売繁盛の神、龍神など「〇〇神」と「神」の文字をくっつけても、万物を創造せずして神たる資格なし
・釈迦が万物を創造した方なら、釈迦を神と崇めますが、万物・人間を創造せずして拝む対象に非ず。
〈私の信条〉
盲目的ではなく根拠に基づき理性的に、キリストを信じ尽くし、聖書を信じ尽くします。
★(HN)星周作:(本名)馬場忠博(1956年生):馬場聖書研究室★
<私は聖書の神を信頼する>
私は、命の源である天地万物の創造主である神が愛をもって私たち人間を創造してくださったと確信しています。愛である神が、天災、戦争、病などの苦難の多い人生で人間の一生を死によってすべて終わらせてしまうとは、私には考えられません。聖書に書かれている通り、神、キリスト・イエスを信じる者たちが、死後復活して神の御国において祝福の中で永遠の命を生きていくことを信じています。そのようにしてくださる神を信頼して、聖書の学びを継続します。