星 周作 Blog

★ 福岡より〇〇をこめて  ★

2018-01-01から1年間の記事一覧

イスラエル人、ユダヤ人、ヘブル人について(その①)

聖書を学び始める前と学び始めてしばらくの間、イスラエル人、ユダヤ人、ヘブル人の違いがよく分からず混乱していた時期がありました。 皆さんはどうですか。 新約聖書の中でパウロが語った記事をまず見ていただきたいと思います。 使徒の働き21:39 ロ…

ベン・ハー

私が映画ベン・ハーを見たのはいつ頃だったのでしょうか、確か小学校の高学年か中学生の時だったように記憶しているので、今から約50年前ということになります。 田舎町の映画館のスクリーンで見たクライマックスの戦車の競争シーンの大迫力に圧倒されたこ…

アブラハム契約(最終回)

(その③)の続き。 本日のテーマに入る前に次のことをもう一度確認して置きたいと思います。 聖書を学び始めてしばらくユダヤ人は全てユダヤ教徒だと考えていた時期がありますが、当然これは大間違いであって、イエスの弟子のマタイ、ペテロ、ヨハネなどの1…

アブラハム契約(その③)

(その②)の続き。 「『創造主(神)はユダヤ人を祝福する者を祝福するが、ユダヤ人をのろう者をのろう』(創世記12:3)と言ったけれど、当のユダヤ人の多くはユダヤ教徒でイエス・キリストを救い主(メシア)と認めていないじゃないか。何故そんなユダ…

アブラハム契約(その②)

(その①)の続き。 前回見ていただいた聖書箇所の創世記12:1~3を再度表示します。 3節の「あなたを祝福する者をわたしは祝福し、あなたをのろう者をわたしはのろう。」という創造主(神)のことばに特に注目してください。 創造主(神)は、アブラハ…

アブラハム契約(その①)

本日は聖書に記されている「アブラハム契約」を検討しますが、その前に契約の基礎的なことをまず確認したいと思います。 契約を別の言い方をすれば約束を交わすということですね。 例えば、7月5日にAが中古のパソコンを1万円で売ると言うとBが買うと言…

当たり前のことなど何一つない

非常に残念でした、サッカー日本代表、ベルギーに敗れてしまいました。 熱烈なサッカーファンというわけでもなく、毎日夜9時頃までには就寝しているので、予選リーグの日本戦さえもリアルタイムで視ることはなく、試合結果だけをニュースで知るだけでした。…

東方の博士たちとは何者か(最終回)

(その②)の続き。 前回見ていただいた聖書箇所のマタイの福音書2:2~6を再度表示します。 3節では、「それを聞いて、ヘロデ王は恐れ惑った。」とありますが、何故、ヘロデ王は恐れたのでしょうか? このことに関し、新改訳聖書の注解書に簡潔に説明さ…

東方の博士たちとは何者か(その②)

(その①)の続き。 少し長いですが、まずマタイの福音書2:1~16をご覧ください。 聖書には「東方の博士たち」とだけ書かれていて、具体的な人数は書かれていません。 それなのに何故東方の博士たちが3人だとして多くの絵画(下の画像)などに描かれて…

東方の博士たちとは何者か(その①)

早速ですが、次の聖書箇所をご覧ください。 マタイの福音書2:1~2(新改訳聖書) ここに登場する「東方の博士たち」とは何者なのでしょうか。 聖書を学び始めた当初この「東方の博士たち」の正体がよく分からず、マタイの福音書を書いた著者の創作のよう…

メシア預言(最終回)

前回からイザヤ書53章を検討していますが、イギリスのキリスト者(牧師)のフレデリック・ブロザートン・マイヤー(1847年~1929年)はイザヤ書53章について次のように語っています。 「イザヤ書のみか、旧約聖書中でも最も偉大な章というべきは…

メシア預言(その④)

(その③)の続き。 今回はメシア預言の中でも特に有名なイザヤ書53章を見ていきたいと思います。 何故有名なのか、それは、イザヤ書53章がメシア(キリスト)の生涯を明確に預言している箇所だからなのです。 まず、1節から3節をご覧ください。 1節冒…

メシア預言(その③)

(その②)の続き。 早速ですが、次の聖書箇所をご覧ください。 この箇所もメシア預言を記しているものです。 創世記49:10(新改訳聖書) この箇所を新共同訳聖書では次のように訳しています。 「王笏はユダから離れず統治の杖は足の間から離れない。つ…

メシア預言(その②)

(その①)の続き。 聖書を学ぶようになってからしばらくの間、ほとんどのユダヤ人はナザレのイエスをメシア(キリスト)と認めていないユダヤ教徒だと思っていました。 ユダヤ教徒にとってナザレのイエスは架空の人物ではないけれど、あくまでも人間であり、…

メシア預言(その①)

「救い主」のことをヘブル語では「メシア」、ギリシア語では「クリストス、日本語カタカナ表記でキリスト」、英語では「クライスト」です。 人間がアダムから引き継いだ罪から解放されて永遠のいのちに至る、つまり、救われるためには、「救い主」の御力が必…

古代人の知能指数は現代人より低い?

進化論の影響を知らず知らずのうちに受け、現代人は古代人が自分たちより知能が少なからず劣っていたはずだと考えていないでしょうか。 ですから、高度な技術を要したエジプトのピラミッドやスフィンクス、マチュピチュの空中都市などを古代人が作ることが出…

スマホの本来の所有権者は誰か?

風邪をひいてしまい熱もあって味覚が鈍くなり食べ物の味があまり感じられず2週間ほど気分がすぐれない日々が続いていましたが、一昨日から風邪も治り味覚も回復して本来の食事を楽しむことができるようになりました。 もし、味覚が人間(や動物)に備わって…

人間の考えと創造主(神)の御心

主イエス・キリストを信じていないA・B・Cの三人は、それぞれ心の中で「神が愛なら、こんなこと(戦争、災害、病、障害など)を許すはずがない。」と思っています。 しかし、A・B・Cの考える「愛」の定義にはかなりの違いがあるようです。 創造主(神…

義認 → 聖化 → 栄化(その⑤)

「何故、創造主(神)は人間を罪を犯すことのない『聖』なる者として創造しなかったのか?」 「聖」なる者として創造していれば、いけにえの血やキリストの血も必要なかった筈だし、「義認」「聖化」「栄化」などの過程を経る必要もないのです。 聖書を学び…

義認 → 聖化 → 栄化(その④)

(その③)の続き。 このブログを書きながら、今更ながら感じていることがあります。 それは聖書研究が聖書の中にちりばめられた創造主(神)から出て来る「真理のことば」というお宝を発見するようなもので、トレジャーハンターが長年探し求めていたお宝を発…

義認 → 聖化 → 栄化(その③)

(その②)の続き。 早速ですが、ヨハネの福音書17:3をご覧ください。 私の住む福岡市内にある福岡六本松キリスト福音教会の折田泰彦牧師(1942年~)は、九州大学医学部を卒業後内科医として現在も医療に携わりながら牧師をされていますが、折田牧師…

義認 → 聖化 → 栄化(その②)

(その①)の続き。 前回の「義認」の続きに入りますが、J・I・パッカーは「義認」について次のように説明しています。 「義認とは、罪人(邪悪で不敬虔な者)を赦す神の法的な行為であり、彼らを義と認められた者として受け入れ、以前は神から離れていた彼…

義認 → 聖化 → 栄化(その①)

タイトルの「義認→聖化→栄化」のうち、まず、「義認」ついて考えたいと思いますが、その前に、皆さんに次の質問をします。 創造主(神)は、どんな御方でしょうか。 次の3つの中からお選びください。 (1)創造主(神)の全人格のうち10%が聖い (2)…

いけにえの血と贖い(その③)

(その②)の続き。 前回のブログで引用した聖句でも確認したように、創造主(神)ご自身が、牛や羊などの動物を欲しているのではなく、必要としているのでもありません。何故なら、いつでも創造主(神)は牛や羊を創造できるのであって、わざわざ、ほふられ…

いけにえの血と贖い(その②)

(その①)の続き。 まず、マタイの福音書9:13に記されているイエスのことばをご覧ください。 冒頭の「わたしはあわれみは好むが、いけにえは好まない。」は旧約聖書・ホセア書6:6の引用です。 ホセア書6:6 続いてイザヤ書1:11をご覧ください。…

いけにえの血と贖い(その①)

早速ですが、本日のテーマに入ります。 まず、旧約聖書のレビ記1:1~5をご覧ください。 聖書は血生臭いから好きになれない、と言われる方がいたりします。 恐らく、旧約聖書の上記のレビ記のいけにえの血や新約聖書のキリストの血の意味することを知らな…

中村久子、知ってるつもり

記憶がおぼろげですが、20代半ばの頃に見たテレビ番組で両腕がない外国の女性が次のように言っていたことがいつまでも忘れずに心に残っています。 「私は障害者じゃない。だって、なんでも出来るもの。」 この言葉通り、番組では彼女が一人暮らしをしてい…

失われたアーク(聖櫃)

ゴールデンウィークの5月5日(土)に、借りていた本を返却しに福岡県立図書館に行ったのですが、隣接する筥崎宮(はこざきぐう)の参道で蚤の市(下の画像)が催されていました。 古い物・レトロが好きで昔のある一時期よく色んな場所で開かれている蚤の市…

人を恐れるな! 主を恐れよ!

キリスト教徒でもない日本人の多くは、近親者が亡くなった時やその後何かの折に口にする言葉があります。 親を亡くした人は「お母さん(お父さん)が、天から見守ってくれている。」と口にし、配偶者を亡くした人は、「妻(夫)が、天から見てくれている。」…

法令遵守(コンプライアンス)

昨日は、どうしても唄いたくなって自宅近所のカラオケ店で一人カラオケしました。 私が唄うのは、もちろん、昭和歌謡ですが、この日特に唄いたかったのは、野口五郎の「甘い生活」「私鉄沿線」、欧陽菲菲の「恋の十字路」、水越恵子の「far away」、五輪真弓…