星 周作 Blog

★ 福岡より〇〇をこめて  ★

2018-01-01から1年間の記事一覧

わたしは今日リンゴの木を植える

「古い奴だとお思いでしょうが、古い奴ほど新しいものを・・・・」 このフレーズをご存知ですか。 鶴田浩二「傷だらけの人生」ですね。 部屋の中に貼っている何枚かのレコードの一枚です。 聴いたことがない方はユーチューブでどうぞ! 私の人生は傷だらけの…

洗礼について

私は、過去を含め現在に至るまで仏教系、キリスト教系等を問わず一切の宗教団体に属したことがありませんが、創造主(神)と主イエス・キリストに信仰を持つキリスト者(クリスチャン)です。 ただ、愛溢れる敬虔なキリスト者と比較すれば、まだまだほど遠い…

一般啓示と特別啓示

「仲よき事は美しき哉」という言葉を見たり、聞いたりした人も多いかと思います。 武者小路実篤(1885年~1976年)の言葉ですね。 武者小路実篤の著書は読みやすいこともあって「友情」「愛と死」「真理先生」など10代後半によく読みましたが、高…

なくてはならないもの

4月28日(土)には福岡県立四王寺県民の森に行きましたが、引き続き、翌日の29日(日)も福岡市内の油山市民の森に行きました。 30代の頃は仕事の合間に大分県の九重山や福岡県内の山によく出掛けましたが、その当時はあまり多くの高齢の登山者も見か…

「救い」とは

突然ですが、ドラキュラ映画の話です。 私が小・中学生の1960年代~1970年代にアメリカのドラキュラ映画がよくテレビ放送されていました。 そんなドラキュラ映画の中の一本で、不死身のドラキュラが不死の命を持っているために永遠に生き続けなけれ…

罪とは何ぞや(その③)

(その②)の続き。 下の写真の物体を目にした方も多いと思いますが、ある人たちは「黄金ジェット」と呼んだり、別の人たちは異星人が乗ったスペースシャトルが地球に飛来して、それを目撃した古代人が作ったミニチュアではないかと考えて「黄金シャトル」と…

罪とは何ぞや(その②)

(その①)の続き。 前回のブログで引用した内村鑑三の文章の一文に「禁制の果物を食いし事、その事は小さな罪である。」とありましたが、禁制の果物である「善悪の知識の木」をアダムとエバが食べたことは本当に「小さな罪」だったのでしょうか。 筋金入りの…

罪とは何ぞや(その①)

突然ですが、世間ではセクハラが問題になっていますね。 セクハラという言葉がまだない時代に、中年の男性が女性のお尻を触ったら、女性が「止めてください」と言うと、常習者の男性がよく言う口癖がありました。 「触ったぐらいで減るもんじゃないだろ」 こ…

聖霊と三位一体(最終回)

(その⑪)の続き。 前回に続き、聖霊が神ご自身であることを聖書によって確認したいと思います。 まず、次の聖書箇所をご覧ください。 ヘブル人への手紙10:15~16 16節は下記のエレミヤ書31:33を引用しているのですが、聖霊が主(YHWH・神…

聖霊と三位一体(その⑪)

(その⑩)の続き。 無教会者の私ですから、ある宗教団体の信者のように創設者の言葉や教義あるいはその宗教団体の幹部の聖書解釈を信じているのでもありません。 つまり、私の信じているのは、「人」が語る言葉ではありません。 私が、主イエス・キリストを…

聖霊と三位一体(その⑩)

(その⑨)の続き。 前回、神には人間の考えるような「名」はなかったのではと書きました。 だとしたら、ある人たちが神の名を「エホバ」と呼んだり、「ヤハウェ」と呼んだりしているのはどうしてでしょうか。 順を追って検討したいと思います。 まず、出エジ…

聖霊と三位一体(その⑨)

(その⑧)の続き。 前回と同様に本日もイエス・キリストが神であることを他の聖句によって確認したいと思いますが、その前に神の「名」について検討したいと思います。 神を知らず、聖書を知らなかった頃、自宅にエホバの証人が訪問して来ました。 いつもは…

聖霊と三位一体(その⑧)

(その⑦)の続き。 前回、「主はただひとりである(申命記6:4)」「神は唯一です(テモテへの手紙第一2:5)」と記されている聖句を確認しました。 その一方で、「われわれとして、われわれに似せて(創世記1:26)」という聖句では神が複数存在する…

聖霊と三位一体(その⑦)

(その⑥)の続き。 今回から三位一体の教理について検討します。 三位一体は聖書自体に出てこない語でありキリスト教神学の中の特に難しい領域ですが、当ブログでは、私なりに理解した範囲で検討していこうと思います。 三位一体はラテン語で「三であること…

聖霊と三位一体(その⑥)

(その⑤)の続き。 前回の終わりに書きましたが、現代のキリスト教のある教会では、意味不明の理解できない音を発する人たちがいて、これは聖霊に満たされたことによる賜物の「異言」だと主張します。 ブログやユーチューブで異言を話すことができると語って…

聖霊と三位一体(その⑤)

(その④)の続き。 今回は、「異言」について検討しますが、その前に、ユダヤ人の成年男子が年に三度エルサレムに出向き創造主(神)を礼拝しなければならない三大祭り(三大巡礼祭とも呼ぶ)のことが記されている聖書箇所を確認して置きたいと思います。 出…

聖霊と三位一体(その④)

(その③)の続き。 今回は「御霊の実」について考えたいと思いますが、その前に、イエスが弟子たちに語った有名な御言葉をまずご覧ください。 ヨハネによる福音書15:1~5(新改訳聖書) 2節の「・・・刈り込みをなさいます。」は新共同訳聖書では「手…

聖霊と三位一体(その③)

(その②)の続き。 突然ですが、もし全人類が言葉をしゃべること以外はイヌと同じような動作しかできないと想像してください。 ・・・ ・・・ 想像しましたか? ところが、全人類の中であなただけが、イヌには出来ないクロールや平泳ぎの水泳をしたり、スケ…

聖霊と三位一体(その②)

(その①)の続き。 前回、助け主(パラクレートス)である聖霊がイエスを救い主(キリスト)と信じた者に授けられて、聖霊が信者の内に宿られる(聖霊の内住)ということを新約聖書の聖句によって確認しましたが、聖霊について語られている箇所は新約聖書で…

聖霊と三位一体(その①)

当ブログでは聖書に関して私なりに理解したことを、聖書の学びをこれから始めようと考えている方や聖書の学びを始めて間もない方を念頭に置いて書いています。 すでにクリスチャンである方々にとっては、物足りない内容であるかもしれませんが、ご了承くださ…

聖書の矛盾? 聖書は作り話?(最終回)

(その⑨)の続き。 突然ですが、「デカンショ~デカンショ~で半年暮らす、あとの半年は寝て暮らす、ヨォーイ・ヨォーイ、デカンショ」という歌詞の「デカンショ節」をご存知ですか。 デカンショの意味には、いくつかの説があるようですが、私が知っている意…

聖書の矛盾? 聖書は作り話?(その⑨)

(その⑧)の続き。 前回まで、聖書は作り話だという主張に対して、幾つかの聖書箇所を取り上げて、聖書が真実の書であり、矛盾もしていないことを私なりに説明してきましたが、進化論こそが科学でも何でもない作り話であることがわかるエピソードを取り上げ…

聖書の矛盾? 聖書は作り話?(その⑧)

(その⑦)の続き。 前回、イエスがバプテスマ(洗礼)のヨハネの弟子であったと捉えていた作家の遠藤周作の著書「イエスの生涯」の一部を引用しましたが、もう一箇所引用します。 「(洗者)ヨハネの抱く神のイメージは父親のイメージである。怒りと裁きと罰…

聖書の矛盾? 聖書は作り話?(その⑦)

(その⑥)の続き。 前回、聖書に書かれていないイエスの13歳から29歳までの空白の17年間について触れましたが、この空白のある期間に、イエスはバプテスマ(洗礼)のヨハネの弟子として色々な教えを受けたと主張する学者がいます。 カトリックの信者だ…

聖書の矛盾? 聖書は作り話?(その⑥)

(その⑤)の続き。 新約聖書のルカの福音書2章42節から51節に、12歳の少年イエスがエルサレムの神殿で学者や祭司たちと、対等に議論をかわしたという話が記されています。 ところが、その後の具体的な活動は何一つ語られていません。 ただ、「イエス…

聖書の矛盾? 聖書は作り話?(その⑤)

(その④)の続き。 前回引用した創世記2:24の「それゆえ男はその父母を離れ、妻と結び合い、ふたりは一体となるのである。」という記事をパウロはエペソ人への手紙の中で引用しています。 エペソ人への手紙5:31をご覧ください。 パウロは、エバがア…

聖書の矛盾? 聖書は作り話?(その④)

(その③)の続き。 天地万物の創造主(神)が存在するということを知らなかった数十年前に、ふとしたことがキッカケで聖書の創世記の最初の部分を読む機会があり、アダムが創造された「神である主は、土地のちりで人を形造り、その鼻にいのちの息を吹き込ま…

聖書の矛盾? 聖書は作り話?(その③)

(その②)の続き。 突然ですが、人間のあばら骨(肋骨)が何本あるか知っていますか? ネットで調べればすぐわかることですが、意外と知らない人が多いのではないでしょうか。 答えは、12対の24本ですね。 人体の構造がまだ明らかにされていなかった時代…

聖書の矛盾? 聖書は作り話?(その②)

(その①)続き 遺伝子による影響によって奇形が生まれるなどの生物学的な理由から、世界の国々で一定範囲の近親の結婚が禁止されていますが、人類誕生の初めの頃はどうだったのでしょうか。 アダムとエバの間にはカインとアベルが生まれますが、カインは弟ア…

聖書の矛盾? 聖書は作り話?(その①)

まず、次の聖書箇所をご覧ください。 マタイの福音書8:28 マルコの福音書5:1~2 ルカの福音書8:26~27 マタイの福音書8:28で、悪霊につかれた人をイエスがいやす場所が「ガダラ人の地」としているのに対して、マルコの福音書5:1とルカ…