星 周作 Blog

★ 福岡より〇〇をこめて  ★

布石を打つ

今日のブログでは、私が個人的に理解している聖書の全体像を語りたいと思います。

 

内村鑑三矢内原忠雄、D・L・ムーデー、アンドリュー・マーレーなどの高名なクリスチャンの言葉を引用したものではありません。

私の個人的な聖書感であることを予めご了承ください。

 

聖書の中でも極めて重要な箇所について触れます。

少々長くなりますが、最後までお付き合いいただければ幸いです。

 

まず、旧約聖書・創世記12:1~4をご覧ください。

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つづいて、旧約聖書・創世記17:1~8
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ユダヤ人には神から選ばれたとする選民思想があります。

しかし、神がユダヤ人を選んだというより、アブラハム個人の神に対する忠実な歩みを神がご覧になって、アブラハムを祝福したのです。

その結果として、アブラハムから出る子孫のユダヤ人も神は祝福するようになったということが私の理解です。

旧約聖書を字義通り正しく読めば、このことは単純に理解できるはずです。

 

さらに「あなた(アブラハム)を祝福し、あなたの名を大いなるものとしよう」「地上のすべての民族は、あなたによって祝福される」と書かれているように、聖書はユダヤ人だけのために書かれた書物ではありません。

人類全体のメッセージとして書かれています。

 

聖書がユダヤ人の神話、作り話なら、ユダヤ人だけが神の国に入れるというストーリーでいいはずです。

ユダヤ人が虫けらのようにさげすむ異邦人(ユダヤ人以外)を救いの対象に入れるのは不合理でしょう。

同じようにユダヤ人が離散(ディアスポラ)することとなるバビロン捕囚などを、わざわざ、聖書に記す必要もありません。

 

アブラハム自身が、そもそも神に全く求めもしなかったカナンの地を神が与えるとする約束は、聖書研究初心者の頃の私にとって謎でした。

 

聖書研究が進むにつれ、除々に次のことが解ってきました。

アブラハムが住んだことも見たこともないカナンの地を神が与えると約束されたことは、神のご計画が将来成就するための布石だったのです。

 

カナンの地は、住んだことも見たこともない神の御国をイエスを信じたユダヤ人及び異邦人を含む人類全体に、神が定めた時に与えるとする神のご計画の象徴、布石なのです。

 

次の説明に入る前に新約聖書エペソ人への手紙第一1:4~5をご覧ください。

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この聖句に書かれているように、世界の基の置かれる前(天地創造の前)から、神のご計画では、ユダヤ人を通してイエスを信じる人類を救うことが神のご計画なのです。

 

何も、私の独自の解釈でも何でもなく、旧約聖書の最初のページの創世記から新約聖書の終わりのページの黙示録までを先入観を持つことなく字義通り素直に読めば理解できることです。

 

したがって、アブラハムが見たこともない未知のカナンの地を、神を信頼して目指したように、私たちもまだ見ぬ未知の神の御国を、イエスを信じ、父なる神を無条件に信頼し、神が定めるその時を確信して待つべきです。

 

ノアは、ノアとその家族以外の誰も信じることがなかった見たことがない、地球上のすべての生きとし生けるものが滅ぼされる大洪水が起きるとする神のことばを信頼し、箱舟を造りました。

 

モーセも神の力を信頼し、見たことがない海が裂ける奇跡を真の当たりにすることができました。

 

私も見たことがないイエス・キリストを信じます。

私も見ることができない神を信じます、

私は見たこともない神の御国を信じます。

 

最初に引用した旧約聖書・創世記12:1~4と、次に引用する新約聖書・ヘブル人への手紙6:13~17を見比べてください。

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神のご計画は不変です。

聖書に矛盾はありません。

旧約聖書新約聖書は調和しています。

旧約聖書新約聖書は首尾一貫しています。

神のご計画は着実に一歩一歩(神の時間で)進んでいます。

 

<注目>

聖書を全篇どころか僅かでも読んだことがないクリスチャンではない方にとっては、何をバカな絵空事を書いているのだと思われるでしょう。

将来いつの日か聖書を真剣に読んでみようと思われる時が来たら、ぜひ、今日のこのブログを思い出してください。

あなたの聖書研究が進めば、きっと納得してくれるはずです。

 

一般書店で売られている「聖書入門」とタイトルがついている本には、まず、上記のことは書かれていません。

あえて言えば二つの理由があると考えます。

 

一つ目は、万物の創造主である神の存在を認めていない、要するにキリスト教徒ではない学者などが、神の書としてではなく、聖書をただの古文書の一つとして紹介しているに過ぎないからです。

ですから、奇蹟はすべて神話またはでっち上げの類いとしか見ていません。

これから、聖書を学んでみようと考えておられる方は、書店で購入する聖書関連の本の巻末の著者のプロフィールをまず見て、キリスト教徒の方(牧師など)かどうか確認してから購入することをお勧めします。

 

二つ目は、著者自身が旧約聖書新約聖書を起承転結のある、一つの書物として捉えていない可能性があります。

皆さんも気が付かれると思いますが、書店に並んでいる聖書関連の本のほとんどが、新約聖書のイエスの「愛」をことさら強調している本ばかりです。

仮に旧約聖書のことも書いている本があっても創世記などは、あたりさわりのない程度でしか触れていません。

著者自身が旧約聖書の創世記自体を神話程度にしか考えていないからです。

 

一番重要な聖書の本質について書いていない本が多く並んでいるのが一般書店です。

 

一般書店で一番目につくのは、愛の伝道者マザーテレサの本ではないでしょうか。

 

愛の実践のはなはだ足りない(猛省)私にとって尊敬するお方です。

今でも毎日欠かさず彼女の本を読んでいます。

 

キリスト教に興味を持ち始めた多くの人が手にする本が彼女の本だと想像します。

私自身もそうでしたが「キリスト教イコール愛」と理解して、聖書本体を読まずに、とりわけ旧約聖書を読まずに、キリスト教のすべてを知ったつもりになる人が多いのではないかと危惧します。

 

要するに、イエス・キリストばかりが語られ、命の源である天地万物の創造主である神が抜け落ちている本が多すぎる気がします。

 

聖書を全く覗いたことがない、その昔、マスコミのある記者が「私はイエス・キリストを信じることができないのですが?」とマザーテレサに聞いたとき、彼女が次のように語っていたことを思い出します。

「わたしが信じているから大丈夫」と答えたのです。

私は、へえ~そんなもんでいいんだ、と長らく思っていました。

 

今の私は自信を持って言います。

私たち各々が各人の責任において、創造主の神及びイエス・キリスト並びに聖霊を「信じて受け入れるのか、又は、受け入れることができないのか」の選択をする必要があります。

私たち各人の永遠の命がかかっています。

聖霊」については、いずれ必ず、当ブログでアップします。

 

最後までお読みいただき感謝します。

これからも宜しくお願いします。




★私は、聖書に書かれている内容を、誰が読んでも明らかに比喩的な言葉を除き、字義通り理解した上で信じています。したがって、創造主である唯一の神の存在を確信し、イエスをキリスト(救い主)と認める者です。しかし、カトリック教会等のいずれの教会にも属していない無教会者です。あらゆる新興宗教のいずれの信者でもありません★

・創造主だけが神

・万物・人間を創造せずして神たる資格なし

・商売繁盛の神、龍神など「〇〇神」と「神」の文字をくっつけても、万物を創造せずして神たる資格なし

・釈迦が万物を創造した方なら、釈迦を神と崇めますが、万物・人間を創造せずして拝む対象に非ず。

親鸞日蓮など、人格が高潔であり尊敬できる方であっても、万物・人間を創造せずして拝む対象に非ず。

〈私の信条〉

盲目的ではなく根拠に基づき理性的に、キリスト・イエスを信じ尽くし、聖書を信じ尽くします。

★星周作(HN)本名:馬場忠博:馬場聖書研究室★

<私は聖書の神を信頼する>

私は、命の源である天地万物の創造主である神が愛をもって私たち人間を創造してくださったと確信しています。愛である神が、天災、戦争、病などの苦難の多い人生で人間の一生を死によってすべて終わらせてしまうとは、私には考えられません。聖書に書かれている通り、神、キリスト・イエスを信じる者たちが、死後復活して神の御国において祝福の中で永遠の命を生きていくことを信じています。そのようにしてくださる神を信頼して、聖書の学びを継続します。

〈イエスを信じる者は永遠の命をもつ〉ヨハネによる福音書3:16)ことを私は確信します。

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