星 周作 Blog

★ 福岡より〇〇をこめて  ★

イスラエル人、ユダヤ人、ヘブル人(その⑩)

2週間前の7月24日(火)に自転車から転倒し足の膝をケガしてしまいました。車道から歩道に移る際に段差があってスリップして、半ズボンだったので生足の膝に全体重がかかる状態で転倒してしまったのです。幸い骨折はしていませんでしたが、骨粗しょう症であれば、間違いなく骨折していたことでしょう。

家に帰り、噴き出している血を水で流し、消毒薬を付け絆創膏も貼って血止めをしたのですが、ネットで読むと絆創膏などしない方が治りも速いと書いていたので、そのようにして、ケガの回復(復活)を毎日観察しています。

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↑ 転倒した当日の写真。見苦しいものをお見せして済みません。

 

過去ブログでも書きましたが、クルマにキズが出来て板金塗装などの修理もしないのに1週間、2週間と時が経つうちに自然にキズが少しずつなくなっていたら、人は驚嘆の声を上げ奇跡のクルマだと叫ぶでしょう。

一人でも多くの人が一日でも早く創造主(神)の存在を知り、人間のケガ、キズが少しずつ回復することは創造主(神)の御業であり奇跡であることを認識することを祈ります。

そして、ケガ、キズが回復し、もとの状態に復活するように、人が死んでも、創造主(神)が定めた時が来れば、復活することを堅く信じることができますように。

アーメン。

 

さて、本日のテーマに入ります。

ただ、いつもより少し長いブログになりますが最後まで読んでいただけると幸いです。

 

本日は、南のユダ王国の民がバビロニア帝国の王ネブカデネザルによってバビロンに強制移住させられた後のことを概観します。

強制移住、つまり、「捕囚」という言葉からユダヤ人は奴隷のような生活を想像してしまいますが、バビロンでのユダヤ人の生活は監視の目があったものの比較的自由な暮らしぶりだったと伝えられています。

集会を行うこともでき、職業選択も少なからずできたようで、中には財産を築くようになった者もいたようです。

しかし、ユダヤ人を真に苦しめたのは宗教的なもので、聖地エルサレムの崩壊と捕囚という事実から、主(唯一の神)に対する信仰が揺らぐという危機的状況に陥っていきます。

こうした中で、イザヤやエゼキエルなどの預言者が現われて信仰を守ろうと懸命になったのです。

バビロニア帝国はユダ王国を滅ぼしたネブカデネザルの治世が絶頂期でしたが、その後徐々に弱体化していきます。

そして、バビロニア帝国に代わって台頭したのがアケメネス朝ペルシヤです。

アケメネス朝ペルシヤの王クロス2世(新共同訳聖書では「キュロス」、在位紀元前559年~530年頃)が紀元前538年(前539年とする学者もいる)にバビロニア帝国を征服しペルシヤ帝国の属州とします。

そして、捕囚された人々を解放します。

因みにアケメネス朝の「アケメネス」とは王家の始祖の名です。

 

クロス2世はメソポタミアを統一し「クロス大王」ともいわれ、またユダヤ人からバビロン捕囚の解放者として尊敬されています。

そこで、ユダヤ人のバビロン捕囚を解放した重要人物のクロス2世に焦点を当てて以下書き進めたいと思います。

 

このクロス2世の治世についてはクロスの円筒(クロス・シリンダー)のようなクロス2世自身による碑文、同時代のバビロニアの文献や聖書などに記されています。

また後世のヘロドトス(紀元前485年~420頃)が著書「歴史」に記録し、クセノフォン(紀元前429年頃~357頃)が著書「クロスの教育」に記録したりしています。

なお、クロス2世ということはクロス1世がいたからですが、クロス1世はクロス2世の父ではなく父方の祖父です。母方の祖父はメディア帝国の王アステュアゲスです(次回、ヘロドトスの著書「歴史」の一部を要約しアップします)。

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↑ このクロスの円筒(クロス・シリンダー)にはバビロニア帝国に強制移住(捕囚)させられた人々の帰還と神殿再建を認めるクロス2世の布告が記されています(大英博物館蔵)。

 

また、ユダヤ人のフラウィウス・ヨセフス(後30年~100年頃)は著書「ユダヤ古代誌」でクロス2世について次のように書いています。

「クロス王の第一年、わたしたちの民が祖国から追い立てられバビロンへの捕囚の憂き目に遭ったときから70年目である、神は捕囚の状態やこの悲惨な者たちがこうむった災禍を憐れました。神は都が破壊される前に、預言者エレミヤを介して、イスラエル人がネブカデネザルとその子孫に仕え、その隷従に70年間耐えた後、再び祖国の地を踏み、神殿を建てて往時の繁栄を謳歌することになると、あらかじめ告げられていたが、その約束を果たされたのである。神はクロスの心を動かし、全アシアの諸民族宛てに次の文書をしたためさせた。『クロス王は宣言する。大いなる神は予を人の住む世界に任命されたが、予はこの方こそイスラエル人の民族の拝する神であることを確信している。この方は預言者たちを介してあらかじめ予の名をあげ、予がユダヤの地方にあるエルサレムに神の神殿を建てると告げられたからである。』」

このようにフラウィウス・ヨセフスが書いていることは聖書に記されています。

以下引用します。

エズラ記1:1~6

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1節の「エレミヤにより告げられた主のことば」とはエレミヤ書25:11や同書29:10を指しています。

エレミヤ書25:11

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エレミヤ書29:10

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このように預言者エレミヤはバビロン捕囚が70年で終わることをあらかじめ預言していたのです。そして、実際成就しました。

 

バビロン捕囚の解放は創造主(神)の御力によるものです。

上記エズラ記1章1節に「主はペルシヤの王クロスの霊を奮い立たせた」とありますが、箴言21:1では次のように書かれていて、すべては創造主(神)の御手にあり王の心、人間の心も創造主(神)が支配しておられるのです。

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上記エズラ記1章4節の「残る者はみな」とありますが、バビロンの地で商業その他で成功し、故国のユダの地に帰還することを望まないユダヤ人のことです。

 

上記のフラウィウス・ヨセフスのユダヤ古代誌に書かれているクロス王の宣言の中に「この方は預言者たちを介してあらかじめ予の名をあげ・・・」とありますが、クロスは預言者イザヤが、クロスがこの世に現れてもいない昔に書いた預言の書を読んでこれらのことを知ったとフラウィウス・ヨセフスは書いています。

預言者イザヤの預言をご覧ください。

イザヤ書44:28

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このように、クロスが生まれるはるか前にクロスの出現を預言している聖書は驚きの書であり、クロス王も自分のことが記されているイザヤ書を読んだ時に驚嘆し、奮い立ったのです。

 

本日はここまでです。

バビロン捕囚の解放者である最重要人物クロス王について次回も触れます。

 

ブログアップは日曜日・火曜日・木曜日の週3回です。

次回は8月9日(木)にアップします。       

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https://bible-seisho.jimdo.com/

 

★私は、聖書に書かれている内容を、誰が読んでも明らかに比喩的な言葉を除き、字義通り理解した上で信じています。したがって、創造主である唯一の神の存在を確信し、イエスをキリスト(救い主)と認める者です。しかし、カトリック教会等のいずれの教会にも属していない無教会者です。あらゆる新興宗教のいずれの信者でもありません★

・天地万物の創造主だけが神

・万物・人間を創造せずして神たる資格なし

・商売繁盛の神、龍神など「〇〇神」と「神」の文字をくっつけても、万物を創造せずして神たる資格なし

・釈迦が万物を創造した方なら、釈迦を神と崇めますが、万物・人間を創造せずして拝む対象に非ず。

〈私の信条〉

盲目的ではなく根拠に基づき理性的に、キリストを信じ尽くし、聖書を信じ尽くします。

★(HN)星周作:(本名)馬場忠博(1956年生):馬場聖書研究室★

<私は聖書の神を信頼する>

私は、命の源である天地万物の創造主である神が愛をもって私たち人間を創造してくださったと確信しています。愛である神が、天災、戦争、病などの苦難の多い人生で人間の一生を死によってすべて終わらせてしまうとは、私には考えられません。聖書に書かれている通り、神、キリスト・イエスを信じる者たちが、死後復活して神の御国において祝福の中で永遠の命を生きていくことを信じています。そのようにしてくださる神を信頼して、聖書の学びを継続します。

〈イエスを信じる者は永遠の命をもつ〉ヨハネによる福音書3:16)ことを私は確信します。

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