人類最初の殺人事件、カインとアベル
テレビの月9ドラマでカインとアベルが放映されているようです。
見ていないので内容は全く知らないのですが、旧約聖書のカインとアベルをモチーフにしたドラマなのでしょう。
私にとってのカインとアベルは、聖書をモチーフにした20歳頃に見たジェームズ・ディーン主演の映画「エデンの東」です。
そのカッコ良さに夢中になったジェームズ・ディーンは、すでに自動車事故で亡くなっていましたが、何度でも映画館に通って、映画館から出て来たときは、ジェームズ・ディーンに成りきっていました。
まず、旧約聖書を見ていきましょう。
下の写真(旧約聖書・創世記抜粋)の赤枠を読んで見て下さい。興味のある方は赤枠以外の部分もお読み下さい。
カインとアベルの記事は、いくつかの論点があります。
ここでは、2つについて見ていきたいと思います。
第一は、「不公平」です。
カインからすれば何で自分の捧げ物は神に無視されたのか。
エコヒイキ、不公平じゃないかということです。
よく読むと、アベルはただ単に羊を捧げたのではなく、心を込めて羊の中でも丸々と肥えた初子(ういご)を捧げています。
しかし、カインは、現代の私たちが言うところの新米や新茶の初穂を捧げていないようです。
カインの思い違いです。
神は愛ある公正な方です。決して不公平に扱っていないことが読み取れるのではないでしょうか。
第二は、「嫉妬心」です。
カインは神に評価されたアベルに激しく嫉妬して、人類初の殺人者になってしまいました。
約30年前に聖書を初めて読んだとき、疑問に思った箇所があります。
カインが神に言った「・・・わたしに出会う者はだれであれ、わたしを殺すでしょう。」と言う言葉です。
アレ、可笑しいなあ、カインはアダムとエバが最初に生んだ子供のはずなのに、カインと出会う誰がいると言うのでしょうか。
長いこと疑問でした。
ある時、思い当たったことがあります。
10月21日の当ブログ「アダムとエバは最初の人類ではない?」で書いたアダムとエバが創造される前にすでに創造された名前のない男女がいたことです。
アダムとエバの血統以外に人類の血統があると読み取れば、カインが誰かに殺されることを恐れたことが分かるのではないでしょうか。
★私は、創造主である唯一神の存在を確信しイエスを救い主(キリスト)と認める者ですが、カトリック教会等のいずれの教会にも属していない無教会者です。あらゆる新興宗教のいずれの信者でもありません。宜しくお願いします。★
・・・星周作(1956年生まれ)・・・
「世界が偶然できたというのはナンセンス「神が存在すると信ずるのは筋が通っている」・・・2014年3月米ローリングストーン誌のインタビューに答えて