神はいない? 真理とは?
神はいる、神はいない、このどちらかしかないですよね。
真理とは何でしょうか、「永遠不変の絶対的なもの」ということでしょうか。
神がいないのであれば、ものごとの良し悪しは、人間が便宜的に作ったその時代その時代のうつろいやすい規則やその地域の掟があるだけで、永遠不滅の絶対的なものはないですよね。
だから、国によっては、その国の最高法規と言われる憲法ですら時世に応じて度々改正が行われることになります。
神がいないとしたらこの世には真理はないということでしょうか。
真理が存在しないのであれば、この世を自分の欲望のまま勝手気ままに生きた者の勝ちでしょう。
ただ楽しく暮らすことだけを追求すればいいはずです。
ただ一生を通じて楽しく暮らすことができることはなく、現実は悩み、苦しみ、病気、人とのいさかい、戦争と、人間は苦難の真っただ中で生きていくことになります。
ほんの一握りの人に限って、運よく、自分の人生を振り返って満足しながら死んでいく人もいないではありません。
ただ、その人生も一瞬の走馬灯のようなものです。
内村鑑三先生は「聖書之研究(1910年2月)」に次のようなことを書いています。
「無神論は吾人の堪え得らるるところではない。神なし、霊魂なし、愛なし、ただ盲目の力と無感の物質あるのみと言う。もし宇宙と人生とがかかるものであるならば、哲人セネカの言いしがごとく、『最も幸福なることは生まれざりしことなり、その次に幸福なることは一日も早く死することなり』である。無神論は、意味なき宇宙と目的なき人生を吾人に提供するものである。吾人はこれを信じて(もし信じ得るとして)、絶望の人となりおわらざるを得ない。」
ところで、俳優の松方弘樹さんが亡くなった時に、親友の梅宮辰夫さんがインタビューに答えて「人間死んじゃあ~お終いだ、死んじゃあ~お終いだ」と繰り返し語っていたのが印象的でした。
果たして、人間は死ねばお終いでしょうか?
そもそも「死」とは何でしょうか。
聖書は、「死」について答えています。
イエスは「救い主」として、この世に来られました。
「救い主」は、ヘブル語では「メシア」、ギリシア語では「キリスト」、英語では「クライスト」です。
われわれ人間の「救い主」として、この世に来て下さいました。
何度でも引用しますが、「わたしは道であり、真理であり、命である(ヨハネによる福音書14:6)」とイエスは宣言されました。
「真理」であるイエスの言葉に耳を傾けること(聖書を読むこと)は、何と心地良いのでしょうか。
かって、無神論者であった私ですが、私が神を、イエスを、信じたというよりも、神が私を信じるように導いて下さったことを本当に感謝しています。
★私は、聖書に書かれている内容を、誰が読んでも明らかに比喩的な言葉を除き、字義通り理解した上で信じています。したがって、創造主である唯一の神の存在を確信し、イエスをキリスト(救い主)と認める者です。しかし、カトリック教会等のいずれの教会にも属していない無教会者です。あらゆる新興宗教のいずれの信者でもありません★
・創造主だけが神
・万物・人間を創造せずして神たる資格なし
・商売繁盛の神、龍神など「○○神」と「神」の文字をくっつけても、万物を創造せずして神たる資格なし
・釈迦が万物を創造した方なら、釈迦を神と崇めますが、万物・人間を創造せずして拝む対象に非ず。
・親鸞、日蓮など、人格が高潔であり尊敬できる方であっても、万物・人間を創造せずして拝む対象に非ず。
〈私の信条〉
盲目的ではなく根拠に基づき、キリスト・イエスを信じ尽くし、聖書を信じ尽くします。
☆星周作(HN)本名:馬場忠博:馬場聖書研究室☆