天の書
内村鑑三先生の著書より以下引用します。
書籍の数は多い。ほとんど数限りない。政治の書がある。経済の書がある。法律の書がある。工学の書がある。医学の書がある。理学の書がある。文学の書がある。動物の書がある。植物の書がある。地質の書がある。鉱物の書がある。冶金（やきん）の書がある。水産の書がある。農学の書がある。実に汗牛充棟（かんぎゅうじゅうとう）もただならざるほどある。されども、これみなこの地に関する書である。直径８千マイルに満たざるこの地球に関する書である。人類はその脳漿（のうしょう）を絞りて、この広き宇宙のこの一点に関して学ばんとしているのである。彼らの知識はこの地の外に出ない。ただ天文の一科の、この地以外の現象を究むるありといえども、これまたこの地を立場としての天体の研究であって、この地に関する知識の延長にすぎない。
しかして数限りなき書籍の中にありてただ一書、この地にかかわらざる書あるのである。ただ一書、天の書があるのである。聖書のみが、地を離れて天の立場より書かれた書である。もちろん、この地にある書であれば、地に全く関係ないではない。また地のことを語らないではない。しかしその主題とするところは地ではなく天である。地に天を知らせんとして書かれたる書である。人のことばをもって神の意（こころ）を述べたる書である。ゆえに永久のインテレストを持つ書である。世に毫末（ごうまつ）の俗味をもととどめざる書とてはただこの一書があるのみである。聖書のみが純然として超俗の書である。世にこれに比ぶべき書は他に一冊もない。
されば人たる者は何びともこの書を読むの必要がある。人に不滅の生命のある以上は、この書に措いて他に彼をこの世以外について教うる書はない。この世の書をことごとく読み尽くして（その事は不可能である）、彼はただこの小なる、いつか朽つべき地について少しく知ることができるにすぎない。しかしてこの知識はまた彼の死と共に、彼自身にとりては全く不用に帰するものである。しかし聖書の伝うる知識はこれと異なる。この知識は永久の知識である。天と神と永生に関する知識である。これ死に近づきてますます明瞭になる知識である。しかして死して後にわれらをより大なる光明に導く知識である。人類の有する広き知識を二種に類別することができる。すなわち地に関する知識がその一である。天に関する知識がその二である。しかしてこの世の知識なるもの、すなわち大学が教え博士号を授くる知識はすべてことごとく第一種に属する知識である。しかしてこの知識と相対して、ただ一書をもって伝えらるる天の知識があるのである。量と数とをもって言わんか、地の知識を伝うる書は棟（むね）に充（み）ち牛に汗するもなお足らず、天の知識を授くる書はたやすく一手に握り得る一冊の聖書である。されども質と価（ねうち）とを言わんか、前者は、ちりの山であって後者は一個の金剛石（ダイヤモンド）である。
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★私は、聖書に書かれている内容を、誰が読んでも明らかに比喩的な言葉を除き、字義通り理解した上で信じています。したがって、創造主である唯一の神の存在を確信し、イエスをキリスト（救い主）と認める者です。しかし、カトリック教会等のいずれの教会にも属していない無教会者です。あらゆる新興宗教のいずれの信者でもありません★
・天地万物の創造主だけが神
・万物・人間を創造せずして神たる資格なし
・商売繁盛の神、龍神など「〇〇神」と「神」の文字をくっつけても、万物を創造せずして神たる資格なし
・釈迦が万物を創造した方なら、釈迦を神と崇めますが、万物・人間を創造せずして拝む対象に非ず。
〈私の信条〉
盲目的ではなく根拠に基づき理性的に、キリストを信じ尽くし、聖書を信じ尽くします。
★（ＨＮ）星周作：（本名）馬場忠博（１９５６年生）：馬場聖書研究室★
＜私は聖書の神を信頼する＞
私は、命の源である天地万物の創造主である神が愛をもって私たち人間を創造してくださったと確信しています。愛である神が、天災、戦争、病などの苦難の多い人生で人間の一生を死によってすべて終わらせてしまうとは、私には考えられません。聖書に書かれている通り、神、キリスト・イエスを信じる者たちが、死後復活して神の御国において祝福の中で永遠の命を生きていくことを信じています。そのようにしてくださる神を信頼して、聖書の学びを継続します。
〈イエスを信じる者は永遠の命をもつ〉（ヨハネによる福音書3:16）ことを私は確信します。
