星 周作 Blog

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権威と忠誠

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聖書を学ぶ中で私にとって難解な聖句の一つにローマ人への手紙13章1節~2節がありました。

引用します。

 

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皆さんはこの聖句をなんのわだかまりもなく素直に受け入れることができますか。

聖書を学び始めた頃の私は、この聖句に違和感を持ち素直に受け入れることができませんでした。

歴史上、民の暮らしを顧みない多くの独裁者が存在し、無謀な戦争を起こし国民を徴兵したり、重い税を課して国民を苦しめた国が存在していました。

そして、現在もさほど変わらず独裁者や国民を虐げている国が相変わらず存在しています。

このような独裁者や国にさえもイエス使徒パウロは神から権威が与えられていると言っているわけですが、私だけでなく多くの聖書を学ぶ人たちが違和感を持ち、そして、戸惑っているのではないでしょうか。

 

ただ、聖書の学びが進むにつれ、この聖句に対して私なりの答えを今は見い出しています。以下述べたいと思います。

 

使徒パウロがイエスを信じるローマ人に手紙を書いた時代はローマ帝国の第5代皇帝ネロが支配していた時代です。

つまり、パウロローマ帝国及びローマ皇帝という権威は神によって立てられており、その権威に従うべきだという主張です。

このパウロの主張と共通する内容が、パウロの時代よりもずっと遡ったダニエルによって次のように書かれています。

ダニエル書2:21をご覧ください。

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神は「王を廃し、王を立てる」とあります。

神の計画の中で必要であれば「王が立てられ」、神の計画の中で必要が無くなれば「王は廃される」ことになります。

聖書が啓示する天地万物を創造し、森羅万象を支配している神は、いついかなる時にも、ご自分の創造したものをこの世から消え去らせることも当然出来る方です。

人間には理解し難い神の計画の中では、悪の権威も必要な時があり、その悪も神の計画の中で必要性がなくなれば神によって消えることになります。

旧約聖書箴言16:4には次のように書かれています。

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このようにハッキリと「主はご自分の目的のために造り、悪しき者さえ、わざわいの日のために造られた。」と書かれています。

 

北朝鮮のような独裁国家であろうと、その権威に従う必要があり、仮に重税が課され、数々の自由が制限されることがあっても従う必要があるのです。

 

しかし権威に従うべきであっても、その権威に忠誠まで尽くせと命じているわけではありません。

 

忠誠までも尽くさなければならないとすると、神の御心に反することにも従わなければならなくなります。

 

私の結論です。

権威に従うことがあっても、その権威に忠誠まで尽くすべきではありません。

その権威が神に反抗する場合には、声を上げ、抵抗すべきです。

例えば、その権威が偽りの神を崇拝(偶像崇拝)することを強要するようであれば、命を掛けて拒否すべきです。

私は、その時代の権威に従うことがあっても忠誠を尽くすことはありません。

私が忠誠を尽くすのは、私を創造してくださった創造主である神だけです。

そして、忠誠を尽くす創造主(神)を愛し、創造主(神)の栄光を讃えます。

 

一人でも多くの人が聖書を学ぶことによって、創造主(神)の存在を認め、創造主(神)の栄光を讃えることを願います。

 

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★私は、聖書に書かれている内容を、誰が読んでも明らかに比喩的な言葉を除き、字義通り理解した上で信じています。したがって、創造主である唯一の神の存在を確信し、イエスをキリスト(救い主)と認める者です。しかし、カトリック教会等のいずれの教会にも属していない無教会者です。あらゆる新興宗教のいずれの信者でもありません★

・天地万物の創造主だけが神

・万物・人間を創造せずして神たる資格なし

・商売繁盛の神、龍神など「〇〇神」と「神」の文字をくっつけても、万物を創造せずして神たる資格なし

・釈迦が万物を創造した方なら、釈迦を神と崇めますが、万物・人間を創造せずして拝む対象に非ず。

〈私の信条〉

盲目的ではなく根拠に基づき理性的に、キリストを信じ尽くし、聖書を信じ尽くします。

★(HN)星周作:(本名)馬場忠博(1956年生):馬場聖書研究室★

<私は聖書の神を信頼する>

私は、命の源である天地万物の創造主である神が愛をもって私たち人間を創造してくださったと確信しています。愛である神が、天災、戦争、病などの苦難の多い人生で人間の一生を死によってすべて終わらせてしまうとは、私には考えられません。聖書に書かれている通り、神、キリスト・イエスを信じる者たちが、死後復活して神の御国において祝福の中で永遠の命を生きていくことを信じています。そのようにしてくださる神を信頼して、聖書の学びを継続します。

〈イエスを信じる者は永遠の命をもつ〉ヨハネによる福音書3:16)ことを私は確信します。

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