星 周作 Blog

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分かりにくい3人のヘロデ王

 

新約聖書の中には「ヘロデ」という名の王が3名でてきて、話の前後関係を分かりにくくしています。

 

実は、ヘロデという名の王が、親・息子・孫の3名が出てきて、皆「ヘロデ王」と呼ばれています。

 

「王」と言っても、ローマ皇帝から認められて、狭い地方をまかされていた者にすぎません。そういう意味の王です。

 

一番有名な「ヘロデ王」は最初のヘロデ王で、通称「ヘロデ大王」と呼ばれています。

近隣の民族のイドマヤ人ですから、ユダヤ人ではありませんでした。

ヘロデは、うまくローマ皇帝に取り入り、ローマ皇帝からユダヤ人の住む地方の統治を任されていました。

ちなみにアメリカのテレビドラマ「ROME(ローマ)」ではヘロデが多額の賄賂をローマ帝国の初代皇帝アウグストゥスオクタウィアヌス)に献上するエピソードが描かれていました。

このヘロデ王の時代にイエスが誕生しました。

このヘロデ王は非常に残虐な性格を持っていて、イエスをなきものにしようとして、近隣の幼児の虐殺を行なっています。

マタイの福音書2:16をご覧ください。

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次にヘロデ大王の息子で「ヘロデ・アンティパス」という「ヘロデ王」がいます。

父のヘロデ大王が亡くなってから、ガリラヤ地方の統治を任された人です。

バプテスマのヨハネの首を切った残虐な王です。

エスはこの「ヘロデ」のことを、あの狐と呼んでいます。

ルカの福音書13:32をご覧ください。

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3人目は使徒の働き12章1節に出てくるヘロデ王ですが、これは「ヘロデ・アグリッパ一世」のことで、ヘロデ大王の孫にあたります。

使徒の働き12:1~2

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要するに、「ヘロデ大王」の系図が複雑で、しかも代々同じ「ヘロデ」を名乗るものですから、非常にまぎらわしいわけです。

 

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どのヘロデ王も、ユダヤ人にとっては、あまり良い王ではなかったようです(聖書検定公式テキストを参考)。

 

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★私は、聖書に書かれている内容を、誰が読んでも明らかに比喩的な言葉を除き、字義通り理解した上で信じています。したがって、創造主である唯一の神の存在を確信し、イエスをキリスト(救い主)と認める者です。しかし、カトリック教会等のいずれの教会にも属していない無教会者です。あらゆる新興宗教のいずれの信者でもありません★

・天地万物の創造主だけが神

・万物・人間を創造せずして神たる資格なし

・商売繁盛の神、龍神など「〇〇神」と「神」の文字をくっつけても、万物を創造せずして神たる資格なし

・釈迦が万物を創造した方なら、釈迦を神と崇めますが、万物・人間を創造せずして拝む対象に非ず。

〈私の信条〉

盲目的ではなく根拠に基づき理性的に、キリストを信じ尽くし、聖書を信じ尽くします。

★(HN)星周作:(本名)馬場忠博(1956年生):馬場聖書研究室★

<私は聖書の神を信頼する>

私は、命の源である天地万物の創造主である神が愛をもって私たち人間を創造してくださったと確信しています。愛である神が、天災、戦争、病などの苦難の多い人生で人間の一生を死によってすべて終わらせてしまうとは、私には考えられません。聖書に書かれている通り、神、キリスト・イエスを信じる者たちが、死後復活して神の御国において祝福の中で永遠の命を生きていくことを信じています。そのようにしてくださる神を信頼して、聖書の学びを継続します。

〈イエスを信じる者は永遠の命をもつ〉ヨハネによる福音書3:16)ことを私は確信します。

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