星 周作 Blog

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イスラエル人、ユダヤ人、ヘブル人について(その①)

聖書を学び始める前と学び始めてしばらくの間、イスラエル人、ユダヤ人、ヘブル人の違いがよく分からず混乱していた時期がありました。

皆さんはどうですか。

 

新約聖書の中でパウロが語った記事をまず見ていただきたいと思います。

使徒の働き21:39

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ローマ人への手紙11:1

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ピリピ人への手紙3:5~6

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このようにパウロは、状況に応じて自分自身のことをイスラエル人であり、ベニヤミン族の出身であり、ヘブル人であり、ユダヤ人であると自己紹介しているので、イスラエル人とユダヤ人とヘブル人には特別な違いはなく、基本的には同じ意味合いで使っているようです。

 

ただ、歴史的な時の流れの中で呼び方が微妙に異なってきたこともあるので順を追って検討していきたいと思います。

創世記14:13をご覧ください。

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ここでアブラム(後に神からアブラハムの名を授かる)はヘブル人と記されています。まだ、アブラムの息子イサク、イサクの息子ヤコブイスラエル)が生まれていないのですから、アブラムがイスラエル人と記されるわけがありませんよね。

 

ヘブル(Hebrew)について、聖書事典(日本基督教団出版局)では次のように説明しています。

「原語の意味は『他方から来た者』、『渡って来た者』のこと。聖書の歴史によれば、ヘブルびとはユーフラテス川のかなたから来た人々であった(ヨシュア記24:2)ので、ヘブルびとと名付けられた。」

ヨシュア記24:2をご覧ください。

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以上のことからアブラハムの子孫であるパウロがヘブル人と自己紹介したことがわかりますね。

 

続いて、イスラエルとは、創造主(神)がヤコブに授けた名であることは前々回のブログ「アブラハム契約」の中でも確認しましたが、再度その聖書箇所を表示します。

創世記35:10

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そして、創造主(神)のことを「アブラハム、イサク、ヤコブの神」と呼んでいる聖句が度々聖書に記されていることもあって、創造主(神)とアブラハム契約などの契約関係にあるイスラエル民族、イスラエル人とは、聖書的にはアブラハム、イサク、ヤコブの子孫のことです。

 

なお、ヤコブイスラエル)の息子たちからイスラエルの十二部族が出てきます。

続いて、ここで十二部族のことを確認して置きたいと思いますが、旧約聖書新約聖書のどちらにも度々出てくるほどですから、かなり重要なものです。

まず、ヤコブの最初の妻レアとの間でルベンシメオンレビユダイッサカルゼブルンの6人が生まれ、女奴隷ビルハとの間でダンナフタリの2人が生まれ、また女奴隷ジルバとの間でアシェルガドの2人が生まれ、最初の妻レアの妹であるがヤコブの妻になったラケルとの間でヨセフ(のちにヨセフの息子マナセとエフライムが代表される)、ベニヤミンの2人が生まれた。

これらの十二人の息子たちが、それぞれ家族を持ちエジプト滞在中に部族として成長し、出エジプトの時にイスラエル民族は部族として行動するようになりました。

それから、祭司職のレビ族を除き、それとヨセフに代わって息子のマナセエフライムの部族を加えた十二部族にそれぞれ約束の地カナンが分割されたのです(下の地図)。

 

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因みに、この約束の地カナンが後にパレスチナという名で呼ばれるようになって現在に至っており、ヨルダン川西岸地区ガザ地区パレスチナ自治区となっています。

パレスチナと呼ばれるようになった経緯なども近日中にアップする予定です。

 

十二部族の名を再度確認するために創世記35:22~26をご覧ください。

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土地が割り当てられていないレビ族について簡単に触れておきます。

レビ族は神に仕える仕事である祭司の職にあり、他の部族と異なり、戦いに出ることも労働に携わることもありませんでした。日々の糧は他の部族がささげるものから10分の1が与えられていたのです(民数記18:24)。そして、約束の地カナンの土地(相続地)の割り当てがされたとき、土地(相続地)の割り当てはなく(民数記18:23~24)、各部族から住むべき町と放牧地を提供されたのです(ヨシュア記21:1~7)。

民数記18:23~24

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土地(相続地)の割り当ての際、ヤコブイスラエル)の息子ヨセフの部族でなく、ヨセフの息子のマナセとエフライムの部族に割り当てられた理由が創世記48:3~5を見ればわかります。

創世記48:3~5

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5節に記されているように、マナセとエフライムはヤコブの子として神の祝福を受け継ぐようになったのです。

 

本日はここまでです。次回に続く。

 

ブログアップは日曜日・火曜日・木曜日の週3回です。

次回は7月19日(木)にアップします。      

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https://bible-seisho.jimdo.com/



★私は、聖書に書かれている内容を、誰が読んでも明らかに比喩的な言葉を除き、字義通り理解した上で信じています。したがって、創造主である唯一の神の存在を確信し、イエスをキリスト(救い主)と認める者です。しかし、カトリック教会等のいずれの教会にも属していない無教会者です。あらゆる新興宗教のいずれの信者でもありません★

・天地万物の創造主だけが神

・万物・人間を創造せずして神たる資格なし

・商売繁盛の神、龍神など「〇〇神」と「神」の文字をくっつけても、万物を創造せずして神たる資格なし

・釈迦が万物を創造した方なら、釈迦を神と崇めますが、万物・人間を創造せずして拝む対象に非ず。

〈私の信条〉

盲目的ではなく根拠に基づき理性的に、キリストを信じ尽くし、聖書を信じ尽くします。

★(HN)星周作:(本名)馬場忠博(1956年生):馬場聖書研究室★

<私は聖書の神を信頼する>

私は、命の源である天地万物の創造主である神が愛をもって私たち人間を創造してくださったと確信しています。愛である神が、天災、戦争、病などの苦難の多い人生で人間の一生を死によってすべて終わらせてしまうとは、私には考えられません。聖書に書かれている通り、神、キリスト・イエスを信じる者たちが、死後復活して神の御国において祝福の中で永遠の命を生きていくことを信じています。そのようにしてくださる神を信頼して、聖書の学びを継続します。

〈イエスを信じる者は永遠の命をもつ〉ヨハネによる福音書3:16)ことを私は確信します。

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