星 周作 Blog

★ 福岡より〇〇をこめて  ★

アブラハム契約(その②)

 

(その①)の続き。

 

前回見ていただいた聖書箇所の創世記12:1~3を再度表示します。

f:id:hoshishusaku:20180708042818j:image

f:id:hoshishusaku:20180708042831j:image

 

3節の「あなたを祝福する者をわたしは祝福し、あなたをのろう者をわたしはのろう。」という創造主(神)のことばに特に注目してください。

創造主(神)は、アブラハムはもちろん子孫のイスラエル人、ユダヤ人を祝福する者を祝福するが、反対にのろう者を創造主(神)はのろうと言われています。

簡単に書けば、創造主(神)はイスラエルユダヤを支持する人や国を祝福するが、反ユダヤの立場をとる人や国を創造主(神)はのろうと言われているのです。

 

歴史的にユダヤ人は幾度となく迫害されてきました。

ヒトラーによるユダヤ人虐殺(ホロコースト)やロシアによるユダヤ人迫害(ポグロム)がありますが、逆にアメリカは多くのユダヤ移民を受け入れ、そして、イスラエル国家を支持しています。

パックス・アメリカーナと呼ばれたこともあるアメリカの繁栄はアブラハム契約が記されている創世記12:3「あなたを祝福する者をわたしは祝福し、・・・・・」の成就だと考えるキリスト者が多くいます。

 

皆さんはどうのように考えますか。

 

前回のブログでも書きましたが、再度書きます。

創造主(神)の口から出た言葉ほど重いものはなく、必ずや成就します。

 

メシアニック・ジュー(ユダヤ人のキリスト者)のアーノルド・フルクテンバウムは創世記12:3「あなたを祝福する者をわたしは祝福し、あなたをのろう者をわたしはのろう。」が成就したいくつかの例を著書に書いていますが、その一部だけを引用します。少し長くなりますがご辛抱ください。

無敵艦隊を擁するスペイン帝国は当時、世界中に版図を広げていた。ブラジルを除くすべての南米諸国がスペイン語を話すという事実を見れば、かつてのスペイン帝国の勢いを垣間見ることができる。スペインは経済が強かったために、その分野でも強かった。コロンブスアメリカ大陸を目指して出帆した1492年に、スペインは国内のユダヤ人全員に国外追放令を出した。この追放令で、スペインはつまずいた。それは、ユダヤ人追放時に、その中にいた学者や医者、銀行家も追放することになったからである。そして、スペイン経済の凋落が始まった。結局、スペインの力の源であった無敵艦隊も、英国との戦いで全滅した。しかも、艦隊の大半は、英国海軍との戦闘ではなく、嵐によって海の藻屑と消えたのである。アブラハム契約の成就である。ユダヤ人を追放したスペインは、西半球に持っていた植民地からことごとく追い出されてしまった。スペインに関連して、アブラハム契約の祝福が成就した例にも言及しておこう。スペインのイザベル女王が、みずからの宝石を売ってコロンブスに3隻の船を買い与えたという逸話があるが、歴史家の調査でそれは事実と異なることがわかった。コロンブスに3隻の船を買い与えたのは、イザベル女王の宝石(Jewel)ではなくユダヤ人(Jew)であった。歴史的事実は、ユダヤ人銀行家の二家族がこの船を購入したことを教えている。この3隻には、追放令でスペインを出るユダヤ人が多数乗船していた。コロンブスの日記によると、最初に陸地を発見したのは見張台に座っていたユダヤ人であった。また、これもコロンブスの日記に書かれていることであるが、最初に船を下りて陸地に上がったのがコロンブスの通訳でスペイン系ユダヤ人のルイス・ド・トーレスという人であった。ヨーロッパが次第にユダヤ人に門戸を閉ざしていく一方で、新たに発見された新世界が、後に迫害を逃れて世界中からやってくるユダヤ人の最大の受け入れ国、アメリカ合衆国となるのである。アメリカ合衆国が今日のような祝福を受けるのは、アブラハム契約の祝福のゆえである。」

 

イスラエルユダヤ人に注目してください。

 

ただ、ある人たちは次のように主張するでしょう。

イスラエルパレスチナの地を力で奪い取り、多くのパレスチナ難民が生まれたじゃないか、そんな非道なことをしたイスラエルなんか支持(祝福)することなんかできない!」

しかし、この主張は真実でしょうか。

本当にイスラエルパレスチナの地を力で奪い取ったのでしょうか。

世の中には誤った情報がさも真実であるかのようにまかり通ることがあります。

 

19世紀末、ロシアのユダヤ人迫害(ポグロム)をきっかけにユダヤ人のパレスチナ入植が始まったのですが、この入植は不在地主(その地に住んでいない地主のこと)から正式な土地の売買契約によって取得したのです。

これらのことについては別の機会にブログアップするつもりです。

 

12章3節後半の「地上のすべての民族は、あなたによって祝福される。」と創造主が語られたように、私たち日本民族アブラハムとその子孫のイスラエル人、ユダヤ人によって、主イエス・キリストを信じる信仰によって祝福されるのです。

 

聖書に記されていることは「真理」です。

聖書に記されていることは「神のことば」です。

必ず成就します。

 

↓ ↓ (その③9はこちらをクリック

hoshishusaku.hatenablog.com

 

 

f:id:hoshishusaku:20190227033640j:plain

https://bible-seisho.jimdo.com/



★私は、聖書に書かれている内容を、誰が読んでも明らかに比喩的な言葉を除き、字義通り理解した上で信じています。したがって、創造主である唯一の神の存在を確信し、イエスをキリスト(救い主)と認める者です。しかし、カトリック教会等のいずれの教会にも属していない無教会者です。あらゆる新興宗教のいずれの信者でもありません★

・天地万物の創造主だけが神

・万物・人間を創造せずして神たる資格なし

・商売繁盛の神、龍神など「〇〇神」と「神」の文字をくっつけても、万物を創造せずして神たる資格なし

・釈迦が万物を創造した方なら、釈迦を神と崇めますが、万物・人間を創造せずして拝む対象に非ず。

〈私の信条〉

盲目的ではなく根拠に基づき理性的に、キリストを信じ尽くし、聖書を信じ尽くします。

★(HN)星周作:(本名)馬場忠博(1956年生):馬場聖書研究室★

<私は聖書の神を信頼する>

私は、命の源である天地万物の創造主である神が愛をもって私たち人間を創造してくださったと確信しています。愛である神が、天災、戦争、病などの苦難の多い人生で人間の一生を死によってすべて終わらせてしまうとは、私には考えられません。聖書に書かれている通り、神、キリスト・イエスを信じる者たちが、死後復活して神の御国において祝福の中で永遠の命を生きていくことを信じています。そのようにしてくださる神を信頼して、聖書の学びを継続します。

〈イエスを信じる者は永遠の命をもつ〉ヨハネによる福音書3:16)ことを私は確信します。

f:id:hoshishusaku:20180519173944j:plain