星 周作 Blog

★ 福岡より〇〇をこめて  ★

罪とは何ぞや(その③)

(その②)の続き。

 

下の写真の物体を目にした方も多いと思いますが、ある人たちは「黄金ジェット」と呼んだり、別の人たちは異星人が乗ったスペースシャトルが地球に飛来して、それを目撃した古代人が作ったミニチュアではないかと考えて「黄金シャトル」と呼んでいるようです。

 

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この黄金の物体は南米コロンビア北部の王墓遺跡から発掘された幾つかの黄金製副葬品の一つです。

5世紀から8世紀にかけて栄えたシヌー文化という古代先住民文化が残した遺物とされています。

平均的な大きさは、長さが約6センチ、幅が約5センチ、高さが約1.5センチです。

用途はなぞですが、サイズからみて、鎖か紐で胸にぶらさげたペンダントみたいな一種の装身具だったのではないかと考えられています。

 

聖書を読んだことがなく、創造主(神)の存在を知らなかった昔の私は、上記のように語る本を読んで、異星人スペースシャトル説も可能性があるのでは、と思っていました。

しかし、1月26日のブログ「創造か、進化か(その⑫)」でも書いたように創造主(神)の存在を知ってからの私は、宇宙人の存在を確信的に否定しているので、当然に異星人スペースシャトル説を完全に否定できます。

hoshishusaku.hatenablog.com

 

この黄金の物体は他の黄金製副葬品と一緒にコロンビア国立銀行附属黄金博物館で展示されていますが、黄金博物館の主要所蔵品カタログによると、これらの副葬品は、動物形態像(ズーモルフィカ)と呼ばれ、カエル、チョウ、犬、鳥、ジャガーなどをかたどったものと説明されています。

ただ、この黄金の物体をジェット機や宇宙船と考えたい人たち、つまり、「黄金シャトル」あるいは「黄金ジェット」と呼ぶ人たちは、どんな動物にも似ていないと主張するのです。

はたして、そうでしょうか?

下の写真をご覧ください。

 

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これはプレコという熱帯魚ですが南米などの熱帯地方で生息するナマズの一種です。

恐らく、プレコなどの魚の胸ビレ・腹ビレ・尾ビレなどを誇張(デフォルメ)して作成したものが「黄金シャトル」の実体ではないでしょうか。

皆さんはどう思われますか。

ウィキペディアに次のような説明があります。

「・・・中でもモデルとして有力視されている生物に、同じ南米に生息するナマズの一種であるプレコが挙げられる。この付近に生息するプレコは華やかな色彩のものが多いため、黄金細工のモチーフとして選ばれたと考えられている。」

 

済みません、本日のテーマではない話が長くなってしまいました。

 

本日のテーマに入ります。

 聖書を批判する人の中で、「何故、神は罪を犯すような人間を創造したのか。罪を犯さない人間を創造すれば良かったじゃないか。」と主張する人たちがいます。

この主張に同意するわけではありませんが、創造主(神)が、ノアの時代に堕落した人間を滅ぼすために大洪水を起こした際にノア一家を含めて全人類を滅ぼして、創造主(神)の命令に忠実に従い全く罪を犯さない人間を新たに創造することも出来たはずなのに、何故、そうしなかったのかという疑問も湧いてきます。

 

よく語られる説明として、創造主(神)は人間をロボットのような存在として創造したのではなく、「自由意志」を持った存在として創造されたとするものです。

私もこの説明に賛同する者ですが、最近つくづく思うことは、シンプルに創造主(神)のなさる全てのことに、ただただ、全き信頼をして受け入れたいという思いです。

 

前回引用したイザヤ書55:11「わたしの口から出るわたしのことばも、むなしく、わたしのところに帰っては来ない。必ず、わたしの望む事を成し遂げ、わたしの言い送った事を成功させる。」という創造主(神)のことばが、改めて、私に迫って来ます。

 

人間の愚かな知恵では、「神は何故こんなことをなさるのか」「神は何故〇〇してくれないのか」と言いたくなる時が多々あります。

 

しかし、今は、創造主(神)の壮大な御計画が実現する途中であり、創造主(神)が望む事は必ず成功し実現すると仰っておられることを、アレコレつべこべ言わずに信頼することが私たち被造物の人間に出来る最善の道だと思えるようになりました。

 

創造主(神)の壮大な御計画が実現するのが、何時になるかは創造主(神)のみぞ知ることでありますが、実現した暁の神の御国の全貌は、私たちの想像を遥かに凌ぐ素晴らしい世界であることは間違いないことでしょう。

この地上での苦しみに満ちた生涯の全てに意味があったのだと受け入れることができる素晴らしい世界が待ち受けている、と私は考えています。

 

恐縮ですが、またまた内村鑑三の言葉を引用します。

「単純な信仰、信仰のみの信仰、結果に目を注がない信仰、信仰のみをもって満足する信仰、この信仰があって信者に初めて真の平和があるのである。主イエスが『私はあなたに平和(やすらぎ)を与える』と言われたのはこの平和である。」

 

Simple is Best(シンプル・イズ・ベスト)」

 

単純に素直に創造主(神)を信頼する信仰を心掛けたいものです。

 

↓ ↓ 聖書の他の重要なテーマについては、こちらをご覧ください。 

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https://bible-seisho.jimdo.com/



★私は、聖書に書かれている内容を、誰が読んでも明らかに比喩的な言葉を除き、字義通り理解した上で信じています。したがって、創造主である唯一の神の存在を確信し、イエスをキリスト(救い主)と認める者です。しかし、カトリック教会等のいずれの教会にも属していない無教会者です。あらゆる新興宗教のいずれの信者でもありません★

・天地万物の創造主だけが神

・万物・人間を創造せずして神たる資格なし

・商売繁盛の神、龍神など「〇〇神」と「神」の文字をくっつけても、万物を創造せずして神たる資格なし

・釈迦が万物を創造した方なら、釈迦を神と崇めますが、万物・人間を創造せずして拝む対象に非ず。

〈私の信条〉

盲目的ではなく根拠に基づき理性的に、キリストを信じ尽くし、聖書を信じ尽くします。

★星周作(HN)本名:馬場忠博:馬場聖書研究室★

<私は聖書の神を信頼する>

私は、命の源である天地万物の創造主である神が愛をもって私たち人間を創造してくださったと確信しています。愛である神が、天災、戦争、病などの苦難の多い人生で人間の一生を死によってすべて終わらせてしまうとは、私には考えられません。聖書に書かれている通り、神、キリスト・イエスを信じる者たちが、死後復活して神の御国において祝福の中で永遠の命を生きていくことを信じています。そのようにしてくださる神を信頼して、聖書の学びを継続します。

〈イエスを信じる者は永遠の命をもつ〉ヨハネによる福音書3:16)ことを私は確信します。
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