天使、サタン、悪霊(最終回)
(その⑰)の続き。
昨日、テレビのチャンネルを切り替えると、お笑い芸人の加藤浩次が司会している番組にお坊さんが出演していました。
お坊さんは「位牌に霊がいる」という説明を当然のごとくしていました。
奥山実牧師は、「位牌の中には悪霊が住んでいる。仏壇と同じように先祖の霊などいない」と断言します。
位牌の中に悪霊が住んでいるかどうかは別にしても、位牌はただの板切れに過ぎません。
私は、両親の位牌を粉々に叩き壊しましたが、何の後悔もなくスッキリしています。
拝む対象は、唯一、創造主(神=イエス)のみです。
ところで、皆さんが悪魔サタンを視覚化して想像図を描くとしたらどのように描きますか。
聖書を学ぶ前の私であれば、邪悪な獣的なオドロオドロしい想像図を描いたことでしょう。
しかし、エゼキエル書28章17節に「あなたの心は自分の美しさに高ぶり、その輝きのために自分の知恵を腐らせた。」と悪魔サタンのことが記されていることを学んでから、私の描く悪魔サタンの想像図は最高に「美しく輝く」イケメンの中のイケメンとして描くことになります。
もちろん、悪魔サタンを賛美するということではなく、あくまでも表面上の悪魔サタンがそうなのであって、内面はあくまでも邪悪ということです。
創世記3:1に記されているエバの前に現れた蛇は最高に「美しく輝く」サタンだったはずです。
エバは、その最高に「美しく輝く」姿に魅了され、サタンの邪悪な正体を見抜くことが出来ずに見事に欺かれて「善悪の知識の木」を食べてしまい、創造主(神)に背く罪を犯してしまったのです。
また、悪魔サタンは、創造主(神)に次ぐ最高の「知恵」を持つ者であったことを忘れてはなりません。
悪魔サタンは、この最高の知恵を使って人間を欺いてくるのです。
この世の人々に「悪魔サタンなどいない」「悪霊などいない」と思わせることなど朝飯前です。
だから、クリスチャンであってすら欺かれて悪魔や悪霊の存在を信じない一部の人たちがいるのです。
特に日本では、聖書の真理に触れようとしない人があまりにも多いために、最高の「知恵」を持つ悪魔サタンにとっては赤子の手をひねるよりも容易に、欺き放題、やり放題の状態です。
神社や寺での偶像礼拝、占い、姦淫(不倫)、スピリチュアル・カウンセラー、ニューエイジ思想、オカルト要素満載のマンガやゲームの氾濫など挙げればキリがありません。
悪魔サタンの用いる方法は、表面上は美しく輝いて、私たち人間の目をくらませ、表面上は平和を装い、表面上は癒しを装って、私たち人間の思いをくらませることを忘れてはなりません。
終末の大患難時代の直前に現れる反キリストや偽預言者もサタンに似て「美しく輝く」ように見え、表向きは平和を説いて人々を欺くはずです。
マタイの福音書7:15のイエス・キリストの御言葉に耳を傾けましょう。
繰り返しになりますが、悪魔サタンは最高の「美しさと輝き」と最高の「知恵」を用いて人間を攻撃してくるのです。
攻撃と言っても、人間を傷つけたり殺そうとするのではなく、創造主(神)に背くように仕向けて、己自身を神として拝むようにさせるのです。
聖書を学び神の御言葉である「武具」を身に着けて、狡猾かつ巧妙な悪魔サタン及び悪霊の攻撃に立ち向かいましょう。
エペソ人への手紙6:11~18
この聖書箇所を内村鑑三は次のように説明します(現代語で一部要約)。
「いかにして悪魔の奸計を防ぐことができるか。パウロは言う、『神の武具を身に着けるべし』と。人の武器ではこれを破るに足りない。神より賜る特別の武器をもって身を装い固めればならない。何故なら、『私たちの格闘は血肉に対するものにあらず』、敵は目に見える血肉ではない。見えざる悪魔である。目に見えて形を見せて襲い来る敵はむしろ恐れるに足りない。悪魔の特質の一つは、思いがけない時に思いがけない所より不意を打って来ることである。のみならず悪魔の勢力は尋常なるものではない。悪魔はきわめて偉大なる敵である。」
「天使、サタン、悪霊」をテーマに全十八回書かせていただきましたが、まだまだ書きたいことが山ほどありますが、今回書けなかったことは別の機会に書きたいと思います。
次回のテーマはまだ決まっていませんが、興味にある方は引き続き宜しくお願いします。
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★私は、聖書に書かれている内容を、誰が読んでも明らかに比喩的な言葉を除き、字義通り理解した上で信じています。したがって、創造主である唯一の神の存在を確信し、イエスをキリスト(救い主)と認める者です。しかし、カトリック教会等のいずれの教会にも属していない無教会者です。あらゆる新興宗教のいずれの信者でもありません★
・天地万物の創造主だけが神
・万物・人間を創造せずして神たる資格なし
・商売繁盛の神、龍神など「〇〇神」と「神」の文字をくっつけても、万物を創造せずして神たる資格なし
・釈迦が万物を創造した方なら、釈迦を神と崇めますが、万物・人間を創造せずして拝む対象に非ず。
・親鸞、日蓮など、人格が高潔であり尊敬できる方であっても、万物・人間を創造せずして拝む対象に非ず。
〈私の信条〉
盲目的ではなく根拠に基づき理性的に、キリストを信じ尽くし、聖書を信じ尽くします。
★星周作(HN)本名:馬場忠博:馬場聖書研究室★
<私は聖書の神を信頼する>
私は、命の源である天地万物の創造主である神が愛をもって私たち人間を創造してくださったと確信しています。愛である神が、天災、戦争、病などの苦難の多い人生で人間の一生を死によってすべて終わらせてしまうとは、私には考えられません。聖書に書かれている通り、神、キリスト・イエスを信じる者たちが、死後復活して神の御国において祝福の中で永遠の命を生きていくことを信じています。そのようにしてくださる神を信頼して、聖書の学びを継続します。