復活と永遠のいのち(その6)
(その5)の続き。
NHK大河ドラマ「西郷どん」が1月7日(日)より放送されますが、昨年12月に発売されたばかりの「西郷隆盛と聖書」を昨日購入し、読み始めました。
本文まえがきを引用します。
「十年近く前になるでしょうか、民放のテレビで、『西郷隆盛はキリシタンか?』という歴史探訪番組が放映されました。ナビゲーターが俳優の榎本孝明氏であったのも印象に残っていますが、正直、その都市伝説的タイトルに違和感を覚えたものです。番組では、西郷に関し、二つの驚くべき説が紹介されました。第一は『西郷さんは漢訳聖書を読んでいただけでなく聖書を教えておられた』。第二に『西郷さんは、秘密裏に、横浜でキリスト教の洗礼を受けていた』というものでした。にわかには信じられない出来事です。・・・・・」
真相や如何に!
さて、本日のテーマに入ります。
昨日に続き、携挙の聖句を再度ご覧ください。
新約聖書・テサロニケ人への手紙第一4:16~17
17節の「引き上げられ」という言葉は、ギリシア語でharpazo(ハルパゾー)と言う言葉で「激しい力によって運び去る」という意味があります。
ラテン語ではrapio(ラピオ)と言う言葉で「力によって取り去る」と言う意味があり、英語ではrapture(ラプチャー)です。
携挙を理解する上で、これから先に起こる事のどの位置に携挙があるのかを知っておくことが大切です。
「携挙」→「患難(大患難時代)」→「キリスト再臨」→「千年王国」→「最後の審判(白い御座の裁き)」→「新天新地」
キリストが処女マリアから生まれて地上に現れてくださったことを「初臨」といい、十字架上で死に3日後に復活して天に上られて再びこの地上に来られることを「再臨」と言いますが、携挙のことを「空中再臨」と言う人もいます。
そして、「空中再臨」と区別するために、地上にキリストが来られることを「地上再臨」と言うこともあります。
携挙があった後に、創造主である神に背を向けてきた者たちに対して神の怒りの裁きが始まりますが、この時期(7年間)を患難期とか大患難時代と言います。
ただ、携挙は患難期の前に起こるのではなく、患難期の中頃又は患難期の後に起こると解釈する人たちもいます。
それぞれ、「患難期前携挙説」、「患難期中携挙説」、「患難期後携挙説」と言います。
私の立場は患難期前携挙説です。
昨日紹介した小説及び映画の「レフト・ビハインド」は、患難期前携挙説に基づいたものです。
話は前後しますが、患難期(大患難時代)にはどんなことが起こるのでしょうか。
詳細はここでは書きませんが、7つのラッパによる裁き、7つの鉢のさばきと呼ばれるものなどがヨハネの黙示録6章から19章に書かれています。
一部引用します。
血の混じった雹(ひょう)と火によって地上の3分の1が焼ける(黙示8:7)。
火と煙と硫黄とのために人類の3分の1が殺される(黙示9:18)。
海は死者の血のような血になり海の中のいのちあるものはみな死んだ(黙示16:3)。
人間が地上に住んで以来かってなかったほどの大地震が起こる(黙示16:16)。
このような大患難の只中にいることを誰が望むでしょうか。
次の聖書箇所をご覧ください。
上記聖句に書かれているように、神はキリストに信仰を持つ者を試練の時である大患難から守るとおっしゃっています。
つまり、患難期の前に携挙によってキリスト者を守るということです。
続いて次の聖書箇所をご覧ください。
新約聖書・テサロニケ人への手紙第一5:9
神は、キリストに信仰を持つ者が、神の御怒りに会うことがないと保証してくださっています。
この聖句からもキリスト者が大患難を経験することがなく、神が患難期の前に携挙によってキリスト者を守ってくださることが分かるのではないでしょうか。
一人でも多くの人たちがキリストに信仰を持つ人となり、携挙によってキリストと共に天に上る恵みによって、大患難の只中で苦難に遭うことがないよう祈りたいと思います。
アーメン。
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★私は、聖書に書かれている内容を、誰が読んでも明らかに比喩的な言葉を除き、字義通り理解した上で信じています。したがって、創造主である唯一の神の存在を確信し、イエスをキリスト(救い主)と認める者です。しかし、カトリック教会等のいずれの教会にも属していない無教会者です。あらゆる新興宗教のいずれの信者でもありません★
・創造主だけが神
・万物・人間を創造せずして神たる資格なし
・商売繁盛の神、龍神など「〇〇神」と「神」の文字をくっつけても、万物を創造せずして神たる資格なし
・釈迦が万物を創造した方なら、釈迦を神と崇めますが、万物・人間を創造せずして拝む対象に非ず。
・親鸞、日蓮など、人格が高潔であり尊敬できる方であっても、万物・人間を創造せずして拝む対象に非ず。
〈私の信条〉
盲目的ではなく根拠に基づき理性的に、キリストを信じ尽くし、聖書を信じ尽くします。
★星周作(HN)本名:馬場忠博:馬場聖書研究室★
<私は聖書の神を信頼する>
私は、命の源である天地万物の創造主である神が愛をもって私たち人間を創造してくださったと確信しています。愛である神が、天災、戦争、病などの苦難の多い人生で人間の一生を死によってすべて終わらせてしまうとは、私には考えられません。聖書に書かれている通り、神、キリスト・イエスを信じる者たちが、死後復活して神の御国において祝福の中で永遠の命を生きていくことを信じています。そのようにしてくださる神を信頼して、聖書の学びを継続します。