アゴ、おーい、葛飾応為
江戸を漫画で楽しむ。
杉浦日向子著の「百日紅」(さるすべり)は、葛飾北斎、娘のお栄(葛飾応為)、弟子らを主人公に江戸の風俗と浮世絵の世界を杉原氏ならではの多彩なタッチで描いた作品です。
娘のお栄は北斎の5人の子供(息子2人、娘3人)のうち3女にあたり、アゴが出ていたので、北斎から「アゴ」と呼ばれたり、いつも「おーい、おーい」と呼ばれていたので、雅号を「応為」にしたとも言われています。
一度嫁いだのですが、離縁されて出戻り北斎と同居、北斎と同様に変人らしく部屋の掃除も頓着せず、汚い部屋の中でせっせと浮世絵を描いたようですね。
応為の腕前は、北斎をして「美人画ならかなわない」といわしめたとか。
ただ、現存している作品は10点程なのが残念です。
(↑布団を羽織って絵を描く北斎とお栄)
(↑太田記念美術館蔵)
(↑ボストン美術館蔵)
(↑ボストン美術館蔵、中央の獅子は北斎が、周りの花は応為が描いている)
★タバコは27歳頃に止めました。焼酎、ウィスキーを毎日飲んでいましたが、30歳頃にビール以外は飲まなくなり、今は、梅酒をちょっとだけ飲んでいます。趣味は、主に海外ミステリー、時代小説を読むこと。江戸川乱歩ファンで江戸時代の風俗、レトロなものをみることが好きです。たまに散歩とスイミングをしています。93㎏、183㎝、ヒゲおやじです。宜しくお願いします★
・・・星周作(1956年生まれ)・・・