涙腺が緩む短編集・山本周五郎
時代小説好きです。
山本周五郎作品大好物です。
山本周五郎氏は、黒澤明監督の映画「赤ひげ」の原作者として有名ですが、直木賞受賞を辞退した反骨の作家としても知られています。
山本周五郎作品、数ある中で「人情裏長屋」と「町奉行日記」は、私の時代小説好きのキッカケになった2冊です。
共に短編集ですが、ユーモアあり涙ありで全作品どれを取っても読み応えがあります。
「人情裏長屋」は、昭和50年代に高橋英樹さん主演でテレビ放映された「ぶらり信兵衛・道場破り」の原作ですが、凛々しい武士役の多い高橋英樹さんですが、とぼけたどこか頼りない浪人松村信兵衛役がとても好感が持てました。
もちろんイザという時は凛々しく強いのですが。
「町奉行日記」の中の一作品「落ち梅記」を初めて読んだときは涙が止まりませんでしたね。
アマゾンの読者評に「電車では読めない至極の短編集」「必ず涙腺が緩む名作・・・」とあり、納得です。
時代小説は古臭く、オヤジが読むものだと思われがちですが、山本周五郎氏の作品は人生を生きる上でヒントとなる作品揃いなので、若い方にぜひ読んでいただきたいですね。
★タバコは27歳頃に止めました。焼酎、ウィスキーを毎日飲んでいましたが、30歳頃にビール以外は飲まなくなり、今は、梅酒をちょっとだけ飲んでいます。趣味は、主に海外ミステリー、時代小説を読むこと。江戸川乱歩ファンで江戸時代の風俗、レトロなものをみることが好きです。たまに散歩とスイミングをしています。93㎏、183㎝、ヒゲおやじです。宜しくお願いします★
・・・星周作(1956年生まれ)・・・