星 周作 Blog

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江戸っ子勝海舟と坂本龍馬

「氷川清話」は勝海舟晩年の語録です。

東京赤坂氷川町の氷川神社傍らの勝邸で、勝海舟の弟子などに語ったものだそうです。

 

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坂本龍馬は、もちろん興味深い人物ですが、それ以上に魅力ある人物は勝海舟ですね。

江戸っ子勝海舟の時にべらんめい口調の切れ味鋭い語りが心地良いです。

一部抜粋します。

「おれが初めて西郷にあったのは、(元治元年9月11日)兵庫開港延期の談判委員を仰せつけられるために、おれが召されて京都に入る途中に、大阪の旅館であった。そのとき西郷はお留守居格だったが、くつわの紋のついた黒縮緬(くろちりめん)の羽織を着て、なかなかりっぱな風采だったよ。・・・・・途中省略・・・・・坂本龍馬が、かっておれに、「先生はしばしば西郷の人物を賞せられるから、拙者もいって会ってくるにより添え書きをくれ」といったから、さっそく書いてやったが、その後、坂本が薩摩から帰ってきていうには、「なるほど西郷というやつは、わからぬやつだ。少しくたたけば少しく響き、大きくたたけば大きく響く、もしばかなら大きなばかで、利口なら大きな利口だろう」といったが、坂本もなかなか鑑識のあるやつだよ。・・・・・途中省略・・・・・西郷は、今いうとおり実に漠然たる男だったが、大久保は、これに反して実に截然(せつぜん)としていたよ。」

 

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1862年(文久2年)、勝は土佐藩を脱藩してきた坂本龍馬に出会った。開国論者の勝を坂本龍馬が斬りに来たエピソードは有名ですね。龍馬の行動力を気に入った勝は、門下生にして航海技術などを教えることにし、翌年には、勝が土佐藩に働きかけ、龍馬の脱藩罪は許されています。

龍馬の活躍は、勝との出会いなくして、あり得なかったようです。

 

★タバコは吸いません。酒はあまり飲みませんが、梅酒をちょっとだけ飲んでいます。趣味は、主に海外ミステリー、時代小説を読むこと。江戸川乱歩ファンで江戸時代の風俗、レトロなものをみることが好きです。あとは、たまに散歩とスイミングをしています。183㎝、93㎏、ヒゲを生やしたハゲおやじです。宜しくお願いします★

・・・星周作(1956年生まれ)・・・