クルド人
中東地域の紛争に絡んで国家を持たないクルド人のことをよくニュースで見聞きすることがあります。
船戸与一氏の「砂のクロニクル」は、イラン革命後のクルド人の国家樹立の物語です。
イラン革命当時の私は、23歳頃だったのですが仕事と遊びに忙しく、そして、政治に疎く、ましてや外国のイラン革命など、これっぽっちも気に留めることもありませでした。
ただ、テレビでパーレビ国王がアメリカに亡命したとか、ホメイニ師がどうしたとか、妙に耳に残ったことを思い出します。
日本人作家の描く中東ものということで読みづらいのではないかと危惧しながら読み始めましたが、上下巻の長編ではありましたが、スムーズにあっと言う間に読むことができました。
続いて読んだ「猛き箱舟」は、ネットで見ると砂のクロニクルより評価が高かったのですが、私的には、砂のクロニクルの最高評価★★★★★に対して、★★★★です。
今後船戸与一氏の作品で読みたい本として、『満州国演義』と「山猫の夏」がありますが、それ以上に読みたい本があるので、いつ読むことになることやら。
★タバコは吸いません。酒はあまり飲みませんが、梅酒をちょっとだけ飲んでいます。趣味は、主に海外ミステリー、時代小説を読むこと。江戸川乱歩ファンで江戸時代の風俗、レトロなものをみることが好きです。あとは、たまに散歩とスイミングをしています。宜しくお願いします★
・・・星周作(1956年生まれ)・・・