カトリックとプロテスタント
マザー・テレサの本を手にしているだけで、自分の愛の足りなさに身のすくむ思いがします。
マザー・テレサは、カトリックのクリスチャンですが、プロテスタントとどう違うのでしょうか・・・?
キリスト教は欧米を中心に、主に3つの教派が全世界に信者を広げています。その3つの教派とは、ローマ教皇を中心とするカトリック、カトリックに対する宗教改革から発生したプロテスタント、そして東地中海やロシアに信者の多い東方正教会です。
キリスト教は2000年の歴史を経るなかで、聖書の解釈の違いや教会のあり方をめぐる見解の違いが生じ、多様な教派にわかれていきました。そのなかでも、2回の大きな分裂によって生じたのがプロテスタントと東方正教会でした。
はじめの大きな分裂となったきっかけは、4世紀末に遡ります。キリスト教はイエスの死後、ローマ帝国の国教となったものの、地中海一帯を支配していたローマ帝国は東西に分裂します。そしてキリスト教も東と西で独自の道を歩みはじめます。
東ローマ帝国では、コンスタンチノーブルを拠点に国教として発展を遂げます。一方、西ローマ帝国ではローマを拠点に、ローマ教皇を最高の首長として発展していきました。
東西のキリスト教会は協議の上でも独自性を強めていき、両者は徹底的に分裂、破門しあいました。その結果、1054年、東は東方正教会、西はローマカトリック教会が成立します。
しかし、ローマカトリックは聖職者が政界や財界に強い影響力を持つにつれ、中世には教会の腐敗や堕落が目に余るようになっていきました。
これに対し16世紀初頭、ドイツの大学で聖書学教授を務めていたマルチン・ルターにより宗教改革がはじまります。公然と教会を批判、抗議(プロテスト)したマルチン・ルターは教皇により破門され、そのためカトリックと袂(たもと)をわかち、プロテスタント(抗議する人々)が誕生することになります。
(出典:「聖書入門」宝島社)
スポーツ選手によっては試合前に十字を切る仕草をすることを目撃します。
カトリックと東方正教会では、十字を切りますが、プロテスタントでは、一般的に十字を切ることはありません。
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・・・星周作(1956年生まれ)・・・